さて、この曲はなんて言ってるのだろう

英語は苦手ですが、洋楽を和訳しながらあれこれ意味を調べたり考えたりするのは好きなので、その勢いで書いています。
意訳と偏見だらけですが、ご容赦ください。

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Soldier / Gavin DeGraw

Soldier / Gavin DeGraw

 

Lyrics&訳

Where did all the people go?

They got scared when the lights went low

I'll get you through it nice and slow

When the world's spinning out of control

 

一体みんな何処行ったのか

灯りが落ちた時、みんな恐れを抱いてしまった

そんな中をゆっくり抜けて、俺はお前を迎えに行こう

回る世界が、その歯止めを失ったのなら

 

Afraid of what they might lose

Might get scraped or they might get bruised

You could beg them, what's the use?

That's why it's called a moment of truth

 

彼らは恐れる。失うことを

削れてしまい、傷つきそうで

求めたっていい。どうすればいい?と

心開く時。それはそう呼ばれているから

 

I'll get it if you need it

I'll search if you don't see it

You're thirsty, I'll be rain

You get hurt, I'll take your pain

 

君が望むなら手に入れよう

見たくないなら俺が見渡そう

喉が渇くなら雨にもなろう

痛む傷なら、俺が預かろう

 

I know you don't believe it

But I said it and I still mean it

When you heard what I told you

When you get worried I'll be your soldier

 

信じていない、それは解かってる

でも君に言った、言葉は生きてる

君が聴いた、俺のあの言葉

俺は戦士だ、怯える君の

 

Funny when times get hard

At the last moment when you're supposed to charge

Always on the longest yard

Oh, they feel their feet getting cold

 

厳しい時代。それこそ楽しい

立ち向かう決意も、いざその時には

いつも果てないフィールドに立たされる

皆、冷たくなっていく足を感じる

 

Hiding here, hiding there

Find them underneath the stairs

People hiding everywhere

Trying to be still like a stone

 

身を隠してる。ここにも、そこにも

見つけるとしたら、階段の下

皆いたるところに隠れてる

物静かな石になろうとしてる

 

But I'll get it if you need it

I'll search if you can't see it

You're thirsty, I'll be rain

You get hurt, I'll take your pain

 

でも、望むのならば、俺が動こう

目が見えないなら、代わりに見よう

水が欲しければ、この俺が雨に

痛みがあるなら、俺が持ち去る

 

I know you don't believe it

But I said it and I still mean it

When you heard what I told you

When you get worried I'll be your soldier

 

信じられない。そう思ってるだろ

だが俺の言葉はまだ生きている

君が聞いた俺のあの言葉

心細ければ、俺が守ると

 

My aim is so true

I wanna show you

I'll try forever

I'm never gonna say "Surrender"

 

この目の向く先。間違っていない

それを君に見せたい

いつまでもそう思い続ける

「もうダメだ」なんて決して言わない

 

I'll get it if you need it

I'll search if you can't see it

You're thirsty, I'll be rain

You get hurt, I'll take your pain

 

必要ならば、俺が引き受ける

見えないならば、俺が目になる

渇きがあれば、俺が雨になる

痛みがあれば、俺が取り除く

 

I know you don't believe it

But I said it and I still mean it

When you heard what I told you

When you get worried I'll be your soldier

 

どうせ気休め。そう思ってるだろ

でも、あの言葉はまだ俺の中に

君に伝えたあの日の言葉

君脅かす何かがあれば、俺は君を守る戦士に

 

I'll be your soldier

Well, I'll be—oh, I'll be your soldier

I'll be your soldier

 

そう、君の戦士に

君に降りかかる物を退ける

君の戦士に

 

この曲について

 相手が心弱くなった時、何かを恐れて居る時、そんな不安を追い払い、その身を守る近衛兵のような存在になると、相手を勇気づける曲です。曲調こそ全く違いますが、内容としては Gone, Gone, Gone をちょっと思い出します。

 

 恐らく、この You は、現在孤独を抱えているのではないかなと思われます。冒頭、一体みんな何処に行ってしまったんだという旨の内容が有りますが、You の周りに誰も助けてくれる人がいなくなってしまった状況のことではないかなと思われます。それは皆も同じように心細く、同じようにどこかに隠れてしまっているということのようです。

 

 しかし、そんな中この主人公は、自分だけは You のもとに駆け付けようと言います。この You は、どうも人に助けを求めるのが苦手な人なのかもしれません。You could beg them と言うのは「彼らにお願いすること『も』できる」のようなニュアンスで言っていると思われるので、実際は誰かに頼る姿を見せていないのでしょうね。

 

 そんな You にかけた言葉が「君を守る兵士になる」です。You は恐らくこの言葉は冗談とか、その場限りの気休めの言葉のように捉えていたのでしょうね。そんな状況が、 You don't believe it (君は信じていない)という言葉から見える気がします。しかし、主人公としてはそんなつもりはなく、今でもその言葉は生きており、You をいつでも守るという気持ちは変わっていないと、改めて伝えている。曲から見えるのは、そんな状況ではないかなと思います。

 

 さて、この曲はギャビン・デグロー(Gavin Degraw)によって、2011年にリリースされた曲です。彼の曲としては国内ではマイナーな選択となりますが……この曲が一番好きなので(笑)



Gavin DeGraw - Soldier

 


訳、言葉について


 nice and slow ですが、nice and は「とても~」という表現になりますので「とてもゆっくり」と捉えればいいかと思います。

 

 out of control で、制御の範囲外……つまり「手が付けられない」とか「どうにもこうにもできない」という状態を表します。
 昔この言葉がフルハウスで出てきたとき、「アーレンカンチョー」としか聞き取れなくて、英語の先生に「アーレンカンチョー」ってなんですか?と質問した記憶があります(笑)

 

 what is the use? は、そのまま読むと「役に立つものは何ですか?」という意味になりますが、これは「(この状況で)役に立つものなんてあるの?」のようなニュアンスで捉えられるかと思います。この曲では、考え抜いてもいい考えが出てこなかった結果、最後に他人に尋ねるというような意味合いでしょうか。

 

  moment of truth の truth は、この場合「正直」から転じて「本音」のような意味で捉えました。

 

 at the last moment は、「さあこれからと言う時に」という意味の熟語だそうです。

 

 I'll get it は「それを手に入れます」という意味ですが、もう一つ、例えば電話が鳴った時などに「自分が出ます」と宣言するときに使う言葉でもあります。You が何かを必要としたとき「それをやるのは自分だ」と宣言しているニュアンスも出してみました。

I Lived / OneRepublic

I Lived / OneRepublic

 

Lyrics&訳

Hope when you take that jump, you don't fear the fall

Hope when the water rises, you built a wall

Hope when the crowd screams out, they're screaming your name

Hope if everybody runs, you choose to stay

 

君が跳ぶならこう願おう。落ちることを恐れるなかれと

水が迫るならこう願おう。君が壁を打ち立て給えと

世が叫ぶのならこう願おう。叫ばれたのは君の名であれと

皆が逃げるならこう願おう。君ただ一人は動かずにあれと

 

Hope that you fall in love, and it hurts so bad

The only way you can know is give it all you have

And I hope that you don't suffer but take the pain

Hope when the moment comes, you'll say...

 

君に願おう。焦がれる愛を、その痛みを覚えんことを

それを知る為、己の全てを差し出すことを

そして願おう。傷は残れど、痛みは後まで引きずらぬことを

願おう。時が来れば、君がこう叫べることを

 

I, I did it all

I, I did it all

I owned every second that this world could give

I saw so many places, the things that I did

With every broken bone, I swear I lived

 

ああ、俺はやり尽くしたと

ああ、やれることは全てやったと

世界が与えた一秒一秒、その全てを使いきったと

数多の場所を、己の結果を目に焼き付けたと

あらゆる骨も砕けるほどに。誓って言える、俺は生きたと

 

Hope that you spend your days, but they all add up

And when that sun goes down, hope you raise your cup

Oh, I wish that I could witness all your joy and all your pain

But until my moment comes, I'll say...

 

君生きる日々に私は望もう。それらが意義有るものであることを

陽が沈むなら君に望もう。杯は空に掲げることを

叶うまいが私は望もう。その喜び、痛み全てに立ち会うことを

だがこの望み。叶ったのなら、私はこう残せよう

 

I, I did it all

I, I did it all

I owned every second that this world could give

I saw so many places, the things that I did

With every broken bone, I swear I lived

 

ああ、私は見届けたのだと

ああ、その全てを目にしたのだと

世界が与えた一秒一秒、その全てを余さなかったと

数多の場所を、君の全てを目に焼き付けたと

あらゆる骨も砕けるほどに。誓って言える、私は生きたと

 

With every broken bone, I swear I lived

With every broken bone, I swear I...

 

あらゆる骨も砕けるほどに、俺は生きたと

あらゆる骨も砕けるほどに、私は

 

I, I did it all

I, I did it all

I owned every second that this world could give

I saw so many places, the things that I did

With every broken bone, I swear I lived

 

ああ、俺はやり尽くしたと

ああ、私は全て見ていたと

世界が与えた一秒一秒、その全てに尽くしきったと

数多の場所を、全ての結果を目に焼き付けたと

あらゆる骨も砕けるほどに、誓って言える。生ききったのだと

 

I swear I lived

I swear I lived

 

誓って言える。俺は生きたと

誓って言える。私は生きたと

 

この曲について

 いやあ、何とも熱く真っ直ぐで、清々しい曲ですね。妥協なく、全力で生きて行った先に、何迷うこと無く「自分は生き切った」と言えるよう、日々を生きて行こうと言うメッセージに思えます。

 

 この曲は、歌い手がある誰か(you)を応援するという形で進行します。様々な場面において、youがどのような行動をとることを良しとするか、どのような人物であって欲しいかを望み、そしてその人生が最高の物であることを願っています。
 と、普通はここまでなのですが、この曲、2番から主人公が you ではなく歌い手に移行します。この you の生き様を最初から最後まで見届けること。それこそが自分の生きる使命で、この you が悔いなき人生を歩めたこと、それに立ち会うことで、自分もまた己の人生に悔いは無いと言えると言っています。

 

 そうなると、この歌い手と you は、つまりは同じ道を歩むということになります。タイトルこそ「I Lived」なのですが、この曲から見える本当の映像は「We Lived」なのかもしれません。

 

 さて、この曲は OneRepublic によって2013年にリリースされた曲で、以前ご紹介した Counting Stars と同じアルバム Native に収録されています。


OneRepublic - I Lived

 そして、この曲は何より glee のグランドフィナーレを飾る曲として採用されました。glee に関わったキャストが可能な限り一堂に会して歌われたこの曲は、このドラマの最後の最後を飾るのに相応しいと思います。マットやローレンなど、gleek にはたまらない懐かしい面々もおりますね。

 

I Lived (Glee version) Finale

訳、言葉について

 Raise your cup は、恐らく乾杯のことで良いかと思います。通常は cup ではなく glass のような気がするのですが、この曲の場合はパーティーでは無く栄光を讃えるイメージかと思いますので、グラスよりは杯の方が合っているのかも知れません。

Cough Syrup / Young The Giant

Cough Syrup / Young The Giant

 

Lyrics&訳

Life's too short to even care at all oh

I'm losing my mind losing my mind losing control

These fishes in the sea they're staring at me oh oh oh oh oh oh

A wet world aches for a beat of a drum, oh

 

人生は短いな。気になる物は沢山あるのにさ

ぼやける頭、ぼやける頭。何が何だか分からなくなってく

あぁ、なんだ、海で沢山の魚が俺を見てる

ドラムの音が羨ましいのか。水浸しな世界には

 

If I could find a way to see this straight, I'd run away

To some fortune that I, I should have found by now

 

こんなのをさ、歪みなく見られるんだったらさ、そりゃそうするよ

どっかで見つけるはずだった、この先ってのに続く道

 

I'm waiting for this cough syrup to come down, come down

 

今はさ、待ってるんだ。咳止め液が効いてくるのを

 

Life's too short to even care at all oh

I'm coming up now coming up now out of the blue oh

These zombies in the park they're looking for my heart oh oh oh oh

A dark world aches for a splash of the sun oh oh

 

命って儚いよな。あれこれ目移りしちまうクセにさ

気分が上がる、気分が上がる。こいつはいきなりやってくる

ん~、あぁ、ゾンビだな。公園で、俺の心臓探してやんの

暗い世界ってのは、弾ける太陽に焦がれるもんだしな

 

If I could find a way to see this straight, I'd run away

To some fortune that I, I should have found by now

 

こんな世界がまともに見えるんならさ、そうしたかったさ

ここまでで見つけるべきだった、未来ってのが見える道

 

And so I run to the things they said could restore me

Restore life the way it should be

 

これを使えば立ち直れるさ。言われて俺は飛びついた

立て直すのさ。この人生を、あるべき姿に

 

I'm waiting for this cough syrup to come down

 

そして待ってる。その咳止めが回っていくのを

 

Life's too short to even care at all oh

I'm losing my mind losing my mind losing control

 

この世ってあっという間だな。誘惑多いのにさ

今落ちて行く、今落ちて行く。理性ってもんが飛んでいく

 

If I could find a way to see this straight, I'd run away

To some fortune that I, I should have found by now

 

正気を保てていられるんなら、とっくにしてたさ

今までどっかにあるはずだった、まともな未来が待っている道

 

And so I run to the things they said could restore me

Restore life the way it should be

 

これさえあればやり直せるよ。なんて言葉に縋ったさ

ふざけた人生もと通り、なんてモノにさ

 

I'm waiting for this cough syrup to come down

そして今はただ、咳止め薬が行き渡るのを

 

One more spoon of cough syrup now whoa

One more spoon of cough syrup now whoa

 

咳止め液をもう一口

甘い薬をもう一口

 

この曲について

 なんとも人生の闇が見える曲ですね。生きることに絶望してしまった人の心境が描かれているようです。

 

 先にここを押さえておかないと、この曲は意味が分からなくなってしまうのですが、一部の市販されている咳止めシロップは、多幸感を覚えるドラッグの代わりとして使用されることが有るそうです。これを踏まえて歌詞を見てみると、完全に薬物に逃げてそこから逃れられずにいる主人公の姿が浮かび上がると思います。

 

 そして、既にそれは確実に主人公の心を蝕んでいるようですね。「沢山の魚の視線を一手に浴びている」「ゾンビが自分の心臓を求めて彷徨っている」と、実際にそう思っているにせよ何かの比喩であるにせよ、既に常人の感性は失っているようにも思えます。

 

 この咳止めシロップを使うようになったのも、なんともよくある話ですね。「これを使えば楽になる」「これさえあれば辛いことは忘れられる」そんな言葉に誘われてしまったようです。この先、この主人公は「こんな人生になる筈じゃなかった」と後悔と憤りと言い訳を口にしながら、この薬を飲み続けるんでしょうね。

 

 この未来にも救いの無さそうな歌詞は、単に絶望に打ちひしがれた人の悲惨な末路を歌った歌とも取れますし、そこからドラッグ使用の危険性を説いた歌とも取れます。

 

 ダメ、絶対。

 

 さて、この曲は2010年にヤング・ザ・ジャイアント(Young The Giant)によってリリースされた曲で、彼らと同名のアルバムに収録されています。歌詞を繙いてから実際に聴いてみると、楽曲中の Oh の部分が、本当に頭の中が白んでぼうっとしている様子を彷彿とさせますね。


Young the Giant: Cough Syrup [OFFICIAL VIDEO]

 また、この曲は glee のシーズン3にて、ブレインによって歌われました。と言っても、この時はどちらかというとブレインの心境を表した曲としてではなく、劇中の登場人物の一人、カロフスキーの心情を表した曲として歌われています。
 自分がゲイであることへの戸惑いと苛立ちから、同じゲイであるカートをいじめ抜いてきた彼ですが、ようやく自分自身を受け入れようと改心した矢先に、今度は彼が酷いいじめを受けるようになってしまい、ついには自殺未遂にまで至ってしまいます。その自分の末路を儚む様子が、この曲とよく重なります。


Glee - Cough Syrup (Full performance + scene) 3x14


 いじめもダメ、絶対。

 

訳、言葉について

 care at all は、一般的には don't care at all として使われることが多いようですが、これで「全然気にしなくていいよ」という意味です。その為、care at all だけだと「あらゆるものが気になる」と言う意味で捉えられるのかなと思います。

 

 ache は、通常は「痛む」という意味ですが、別の使い方で「羨む」という意味もあります。恋焦がれて胸が痛む感じでしょうか。今回は後者を採用してみました。

 

 前回、come と up がセット、go と downがセットのような書き方をしてしまった矢先に、この曲には coming down なんて表現が出てきてしまいましたが……今回の曲の場合、咳止めシロップが口から入って、喉を通って体の中に落ちて行くイメージがあるから、down なのだと思います。(そして、吸収される=より本人と対象が密接になっていくイメージがあるから come なのかなと)

 
 out of the blue は、直訳すると「空の外に」とか「空から出てくる」となります。これは「思いがけず突然」のようなニュアンスの言葉として使われます。

蛇足

 本文中にある咳止めシロップの効能は、筆者、笹森茂樹が体験したことに基づく記述ではございません。

 薬は、医師、薬剤師、並びに添付の説明書の指示に従い、用法、用量を守って正しくご使用ください。

 

 ……いや、一応書いておこうかなと(笑) 

 

2019/03/15追記
掲示板にて頂いた通り「out of the blue」の訳を訂正いたしました。御指摘頂きありがとうございました。また、それに伴い、out of the blueの説明を追記しました。

Tonight Tonight / Hot Chelle Rae

Tonight Tonight / Hot Chelle Rae

Lyrics&訳

It's been a really really messed up week

Seven days of torture, seven days of bitter

And my girlfriend went and cheated on me

She's a California dime but it's time for me to quit her

 

ホントひっでぇ一週間だった

毎日拷問。毎日苦痛

でもって彼女の浮気発覚

カリフォルニアのイケてる娘だけど、潮時ってやつだな

 

La la la, whatever

La la la, it doesn't matter

La la la, oh, well

La la la

 

あーあ、ま、なんだっていいや

関係ないや

あぁ、そうさ

 

We're going at it tonight tonight

There's a party on the rooftop top of the world

Tonight tonight and we're dancing on the edge of the Hollywood sign

I don't know if I'll make it but watch how good I'll fake it

It's all right, all right, tonight, tonight

 

だって、今夜だぜ、今夜

パーティーなんだ。屋根のてっぺん、世界のてっぺん

そう、今夜だ今夜。踊っちまおうぜ。あのハリウッドの看板の上で

イイことあるかなんて分かんないけど、見てろよ、ウソでも楽しんでやる

それでいいんだ。今夜は。この夜なら

 

I woke up with a strange tattoo

Not sure how I got it, not a dollar in my pocket

And it kinda looks just like you

Mixed with Zach Galifianakis (Huh!)

 

目が覚めたらヘンな刺青

何かよくわかんないけど、ポケットから金が消えてるし

その刺青も、もうなんかアレ。見た目お前と

お笑い芸人足して2で割った感じ

 

La la la, whatever,

La la la, it doesn't matter,

La la la, oh, well,

La la la

 

あーあ、ま、なんだっていいや

どーってことない

なあ、そうだろ

 

We're going at it tonight tonight

There's a party on the rooftop top of the world

Tonight tonight and we're dancing on the edge of the Hollywood sign

I don't know if I'll make it but watch how good I'll fake it

It's all right, all right, tonight, tonight

 

これから夜が始まるんだぜ

パーティーがあるんだ。世界一のあの屋上で

そう、今夜だ今夜。踊っちまおう。あのハリウッドの看板の先で

どうなるかなんて知らないけれど、とにかくウソでも騒ぐんだ

それでいい、いいんだ。今日、この夜は

 

You got me singing like, whoa,

Come on, oh,

It doesn't matter, whoa,

Everybody now, oh

 

さあ、歌っちまうぜ

ほら、お前も一緒に

なんも問題ねーって

皆ほら、さ

 

Just don't stop let's keep the beat pumpin'

Keep the beat up, let's drop the beat down

It's my party dance if I want to

We can get crazy let it all out

Just don't stop let's keep the beat pumpin'

Keep the beat up, let's drop the beat down

It's my party dance if I want to

We can get crazy let it all out

 

止まってないで、ビートに乗って

アップテンポに、スローテンポ

俺のパーティ。みんな一緒に踊ってくれよ

バカになってノリまくろうぜ

止まってちゃだめだ、リズムに乗るんだ

アゲて行こうぜ。ユルッと行こうぜ

パーティーなんだ。俺と一緒に踊ってくれ

頭ン中空っぽにしてヤなこと全部ぶちまけろ

 

It's you and me and we're running this town

And it's me and you and we're shaking the ground

And ain't nobody gonna tell us to go cause this is our show

 

俺とお前で街を動かしてる

俺とお前でこの場所を湧かせてる

「もう行くね」なんて言う奴いない。ショー主役が俺達だからな

 

Everybody, whoa,

Come on, oh,

All you animals, whoa,

Let me hear you now, oh

 

さあ皆

一緒にノろうぜ

本能全開で行こうぜ

俺にお前の全てを教えてくれ

 

Tonight tonight

There's a party on the rooftop top of the world

Tonight tonight and we're dancing on the edge of the Hollywood sign

I don't know if I'll make it but watch how good I'll fake it

It's all right, all right, tonight, tonight

It's all right, all right, tonight, tonight

Yeah it's all right, all right, tonight, tonight

 

そう、今夜だ

パーティーだ。どこよりも高いあの屋根の上で

さあ、これからだ。マジ目立つ場所で踊って行こうぜ

楽しくなるかは分かんないけど、ウソでもいいから笑っていくぜ

それでいいだろ。この夜は

それでいいんだ。この夜は

そうさ、いいんだ。この夜ならば

 

Just singing like, whoa,

Come on, oh,

All you party people, whoa,

All you singletons, oh

Even the white kids

 

歌おうぜ、ほら

一緒にさ

パリピのみんなも

ぼっちのみんなも

甘ちゃん達でもさ

 

Just don't stop let's keep the beat pumpin'

Keep the beat up, let's drop the beat down

It's my party dance if I want to

We can get crazy let it all out

Just don't stop let's keep the beat pumpin'

Keep the beat up, let's drop the beat down

It's my party dance if I want to

We can get crazy let it all out

It's

 

動き続けろ。リズムを感じて

テンポ上げるか。やっぱり下げるか

俺のパーティー。合図出したら踊ってくれよ

頭ン中ぶっとばして、全部外に吐き出すんだ

まだまだ踊るぜ。ビートも止めるな

段々アゲて、一気にオトして

さあ、このパーティー。ついてきてくれ

なんもかんも全部忘れて、やりきれるだけやりきろうぜ

やっぱこれだよ

 

この曲について

 世の中ヤなことだらけ。でもまあ、パーティーで盛り上がって忘れちまえばいいさ。そうしようぜ。そんな曲ですね。ノリと軽さと勢いで突っ走って忘れて……若いっていいなぁ(笑)

 

 ただこの主人公、パーティーがあればただそれだけで楽しいと思っている訳では無いようですね。I don't know if I'll make it but watch how good I'll fake it という一文がありますが、これは「(本心の)気分は上がらなかったとしても、見た目だけでも上がっているように見せてやる」のようなニュアンスになります。どう見てもチャラい印象のあるこの主人公ですが、それはこの「何としてでも落ち込んでなるものか」のような気概から来るものなのかもしれません。

 

 主題としてそんなメッセージを込めたわけではないと思うのですが、元気になるのを待つのではなく、自分から元気になりに行くというのも大切なことかもしれませんね。

 

 さて、この曲は2011年にホット・シェル・レイ (Hot Chelle Rae) によって歌われた曲です。歌もMVも非常に若々しいパーティーソングで、サビも耳に残り易いので、何となくでもご存知の方は多いのではないかなと思います。



Hot Chelle Rae - Tonight Tonight

 また、glee を御覧の方には嬉しいゲスト、コード・オーバー・ストリート(Chord Overstreet) がMVに出演していますね。彼は、ホット・シェル・レイのメンバーの一人、ナッシュ・オーバーストリート(Nash Overstreet)の実の弟です。兄弟の共演というのもいいですね。

訳、言葉について

 Tortureは……まさか歌詞を訳しててこの言葉に出くわすとも思っていませんでしたが「拷問」とか「責苦」という意味の言葉となります。そこから「苦悩」という意味でも使えるようです。

 

 Dime は、普通は10セント硬貨を意味する言葉ですが、スラングで「(見た目)完ぺきな女性」という意味でも使われます。ちょっとピンと来ないですが、日本では何かを評価するときは100点満点で評価するのに対し、アメリカでは10点満点(大抵0.5点刻み)で評価するのが一般的です。そして、その10点満点という意味で、10セント硬貨の10を持ち出しているということだそうです。

 

 Kinda は、Kind of を縮めた表現です。Want to を wanna と言う感じですね。

 

 Zach Galifianakis は、アメリカの有名なコメディアンだそうです。コメディ映画好きな方なら、ハングオーバーという映画に出演していることでご存知かもしれません。

 

 Let it all out は、全てを外に出すということで、「溜まっている物を全て吐き出す」という意味になります。

 

 Party people は、もはや日本語でも「パーリーピーポー」とか「パリピ」で通用してしまいますね。パーティー大好き人間のことです。

 

 Singleton とは、トランプのゲームの一種、ブリッジにおいて、手札に1枚しかないマークの札のことを指すそうで、ここでは「仲間がいない」というニュアンスで訳しました。

 

 White kid はちょっと自信が無いのですが、親に甘やかされて育った人のことをこのように呼称することがあるらしいです。とはいえ、情報のソースに乏しいので不正確かもしれませんので、もし別の意味をご存知の方がいらっしゃいましたらお教え下さい。

Counting Stars / OneRepublic

Counting Stars / OneRepublic

 

Lyrics&訳

Lately, I've been, I've been losing sleep

Dreaming about the things we could be

But baby, I've been, I've been praying hard

Said no more counting dollars

We'll be counting stars

Yeah, we'll be counting stars

 

いつまで経っても眠れやしないが

かつての夢なら今でも見てる

これまで必死で祈り続けてきた

もう札束なんか数えてるなって言ってきた

数えるのなら星たちだろう

そう、俺達は星を数えるんだ

 

I see this life, like a swinging vine

Swing my heart across the line

And in my face is flashing signs

Seek it out and ye' shall find

 

この人生、蔦が絡まりあってるみたいだ

この心にも這いつくばってる

目の前は、何かの兆しで溢れかえってる

探し出す、見つけ出すんだ

 

Old, but I'm not that old

Young, but I'm not that bold

And I don't think the world is sold

I'm just doing what we're told

 

歳は取った。だがまだそこまでじゃない

まだ若いさ。だがそこまで無謀じゃない

この世界は終わっちゃいない

教わったことを実践あるのみ

 

I-I-I-I-I feel something so right

Doing the wrong thing

I-I-I-I-I feel something so wrong

Doing the right thing

 

だがなんだ、なんだか正しいって思える

誤ったことに手を出す方が

ああ、なんだか過ちだって思える

正しいことに手を出す方が

 

I couldn't lie, couldn't lie, couldn't lie

Everything that kills me makes me feel alive

 

偽るなんてことはできなかった

牙むく奴らが現れる度、今生きてるって実感できる

 

Lately, I've been, I've been losing sleep

Dreaming about the things we could be

But baby, I've been, I've been praying hard

Said no more counting dollars

We'll be counting stars

 

今でもずっと眠れずにいる

なりたかった夢がまだあるおかげで

だが今でもずっと祈り続けてる

数えて行くのは金じゃない

数えるのなら夜空の星だ

 

Lately, I've been, I've been losing sleep

Dreaming about the things we could be

But baby, I've been, I've been praying hard

Said no more counting dollars

We'll be, we'll be counting stars

 

そう、まだ俺は眠れずにいる

昔の夢が忘れられずに

だが祈るのを辞めたわけじゃない

数えて行くのは金じゃない

数えて行くのはこの星たちだ


I feel the love and I feel it burn

Down this river, every turn

Hope is our four-letter word

Make that money, watch it burn

 

愛を感じる。燃え上がっている

この川を下る。いつだってそう

希望なんて言葉は反吐が出るな

稼いだ金が溶けて行くのを眺めてろ

 

Old, but I'm not that old

Young, but I'm not that bold

And I don't think the world is sold

I'm just doing what we're told

 

歳はとった。だが老いちゃいない

若さはある。だが勢いだけって訳でもない

この世界はまだまだ続く

望まれたなら、ただやるだけさ

 

I-I-I-I-I feel something so wrong

Doing the right thing

 

何かあるんだ。違和感ってやつが

正しいことをしている時こそ

 

I couldn't lie, couldn't lie, couldn't lie

Everything that drowns me makes me wanna fly

 

誤魔化すなんて選択肢は無かった

押し流されそうになる度、飛んでやろうって気になってくる

 

Lately, I've been, I've been losing sleep

Dreaming about the things we could be

But baby, I've been, I've been praying hard

Said no more counting dollars

We'll be counting stars

 

まだ今夜も眠れずにいる

かつての夢を忘れずにいる

今この時も強く願ってる

金を数える暇なんてない

数えていくのは俺等の星だ

 

Lately, I've been, I've been losing sleep

Dreaming about the things we could be

But baby, I've been, I've been praying hard

Said no more counting dollars

We'll be, we'll be counting stars

 

そう、今になっても眠れずにいる

いつかの夢をまだ夢見てる

これまでも強く願ってきたさ

数えたいのは札束じゃない

数えたいのはこの可能性

 

Take that money, watch it burn

Sink in the river the lessons I've learned

Take that money, watch it burn

Sink in the river the lessons I've learned

Take that money watch it burn

Sink in the river the lessons I've learned

Take that money watch it burn

Sink in the river the lessons I've learned

 

金を稼いでみ。溶けてくだけさ

学んだことなんざ川底に沈めろ

お前のその金、よく見ていろ

教わったことなんか役に立たないぜ

稼いだって、ただ消えてくだろ

信じてきたことなんざ嘘っぱちだ

手にした金は残りはしない

今までの常識なんか捨てちまえ

 

Everything that kills me makes me feel alive

 

俺の全てを奪う奴らが、俺に生きる力を与える

 

Lately, I've been, I've been losing sleep

Dreaming about the things we could be

But baby, I've been, I've been praying hard

Said no more counting dollars

We'll be counting stars

 

そして今でも眠れずにいる

昔描いた未来の自分

だが今でも諦めてはない

数えて行くのは金じゃない

数えて行くのはこの可能性

 

Lately, I've been, I've been losing sleep

Dreaming about the things we could be

But baby, I've been, I've been praying hard

Said no more counting dollars

We'll be, we'll be counting stars

 

だから今でも眠れずにいる

未来の自分にはまだなれてない

だがそう願うのを辞めたわけじゃない

数えて行くのは金じゃない

数えて行くのはまだ見ぬ未来

 

Take that money watch it burn

Sink in the river the lessons I've learned

Take that money watch it burn

Sink in the river the lessons I've learned

Take that money watch it burn

Sink in the river the lessons I've learned

Take that money watch it burn

Sink in the river the lessons I've learned

 

金は稼いでもすぐに消えてく

覚えたことは役には立たない

金を稼いでも残りはしない

教わったことは忘れてしまえ

手にした金は無くなるもんだ

常識なんてどうだっていい

金は稼げ。無くなるのも知っとけ

賢い生き方なんか捨ててしまえ

 

この曲について

 金なんか数えてないで、星を数えて生きて行こうぜ。パッと見てそんな曲ですね。

 

 この曲においては、金=現実、星=夢といった対比で捉えるのが一番わかりやすいかと思います。ただ、Old, but I'm not that old. Young, but I'm not that boldというフレーズから見て取るに、夢を追うこの主人公像は、決して若くは無いようですね。普通だったらもう夢は諦めていてもおかしくないような所まで人生差し迫っている辺りに思えます。
 ただこのフレーズ、無鉄砲なほどの若さは無くなったが、だからこそできる夢の追い方があるという形で前向きに捉えると、とても力強い歌になります。それが、I don't think that world is sold(世界は売り物じゃない) という言葉にも現れていると思います。

 

 問題は、I'm just doing what we're told(言われたことをただやるのみ) の what we're told(言われたこと) とは一体何かということです。
 この曲、全体を通してみると、金を数える生き方=現実的な生き方=人が勧めてくる生き方 という構図が見える気がします。その為、少なくとも1番の時点での歌詞においては、what we're told は、その人が勧めてくる生き方、現実的な生き方の事を指しているのかも知れません。

 

 そして続くこの歌詞 I feel something so wrong, doing right thing (正しいことを行っていると、それが間違っているように思える) にて、人から言われた価値観に疑問を抱き始め、2番以降ではどんどんその疑問が確信に変わって行きます。なので、2番で再度出てくる I'm just doing what we're told の what we're told は、自分たちに真に望まれたことという意味にスライドしているかもしれません。

 

 通して見ると、金を数えながら地に足の着いた生き方を教われど、いざ金を稼いでみれば数えるほどにも残らない。だったらそんな教えなど捨ててしまって、星を数えて生きて行く方が良い。と言うのが、この曲ではないかなと思います。そして、英語における Star は運命という意味も持っている為、この曲において複数形で表されている Stars は未来とか可能性といったニュアンスを持たせて良いのではないかと思います。

 

 さて、この曲は2013年にワンリパブリック(OneRepublic)によってリリースされた曲で、アルバムNativeに収録されています。一時期、洋楽好きのカラオケの集まりでもしょっちゅう歌われていたそうで。


 
OneRepublic - Counting Stars

 

 それにしても、このMVのオチは一体……

 この曲、ちょうど AviciiWake Me Up を購入したのとほぼ同時期に聴いた曲で、主人公像がすごく被るのが印象的でした。是非、Wake Me Up の方と合わせて聴いてみて下さい。

 

訳、言葉について

 曲中、could が多用されていますが、could would should といった言葉は、can will shallの過去形であると同時に、ある時点で未来が枝分かれした可能性があったことを示唆する言葉でもあります。例えば could は 「~できた」と訳せる他、ニュアンス的には「~できた(けど、しなかった)」という形でも捉えられます。この時、自分が行動を起こしていた未来と、起こしていなかった未来の二つの可能性がここで枝分かれしており、このいろんな可能性がある(あった)という感覚がつきまとってきます。その為、If 文ととても相性のいい単語となります。
 なお、曲中の couldn't lie は、サイトによっては could lie と記載されていることもありますが、実際に聴いてみてどっちが正しいのかは僕の耳ではわかりませんでした。ただ、どっちであったとしても、上記の理由から結局主人公は嘘をつくことはしていないという意味になると思われます。

 

 曲についての項でも触れていますが、Star は「星」の他に「運命」という意味でも使われます。日本でも「そういう星の下に生まれた」という、運命を意味する表現があり、言語を越えて星に運命というニュアンスがついて回っているのは面白いですね。まだ方位磁針が無い頃、夜の方角を知るのに星を頼りにしていたからかもしれません。

 

 Four-letter word は、直訳すると4文字の言葉となりますが、これは「口にするのが憚られる言葉」のような意味を持ちます。理由は、FuckとかShitに代表されるように、品の無い言葉が大抵4文字だからだそうです。その為、Hope is our four-letter word は、「Hope(希望)なんて言葉は、俺達にとってはFuckだのShitだのといった言葉と同等だ」と言っていることになります。

プロフィール

笹森茂樹

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