さて、この曲はなんて言ってるのだろう

英語は苦手ですが、洋楽を和訳しながらあれこれ意味を調べたり考えたりするのは好きなので、その勢いで書いています。
意訳と偏見だらけですが、ご容赦ください。

2005~2009年の関連記事一覧

Take A Bow / Rihanna

Take A Bow / Rihanna

 

Lyrics&訳

Oh, how about a round of applause, yeah

A standing ovation

Oh, yeah, yeah, yeah, yeah, yeah

 

まあ、拍手喝采ってやつね

もう、会場総立ち

ねえ、そうでしょ

 

You look so dumb right now

Standing outside my house

Trying to apologize

You're so ugly when you cry

Please, just cut it out

 

上手い言葉が出てこないようね

私の家まできておいて

せめて謝っておきたいって

あなた、泣きそうに顔を歪めてる

悪いけど、やめてくれない?

 

Don't tell me you're sorry 'cause you're not

Baby when I know you're only sorry you got caught

But you put on quite a show

Really had me going

But now it's time to go

Curtain's finally closing

That was quite a show

Very entertaining

But it's over now

Go on and take a bow

 

悪かったなんて聴きたくないの。嘘だから

私にばれたときだけしか言わないもの

まあでもなかなか役者よね

すっかりのめりこんだもの

でももうお芝居の時間は終わり

幕もそろそろ下りる頃よ

良く出来たショーだった

楽しませてもらったわ

でももう終わり

さ、最後に主演から挨拶して

 

Grab your clothes and get gone
You better hurry up
Before the sprinklers come on
Talking' bout'
Girl, I love you, you're the one
This just looks like a re-run
Please, what else is on

 

その衣装を持って帰って

さっさとしてね

庭のスプリンクラーが動き出す頃だから

あの台詞、覚えてる?

ねえ君、愛してるよ。君しかいない

さしずめ名場面をもう一度ってくらい何度も

他に何か無かったものかしらね

 

Don't tell me you're sorry 'cause you're not

Baby when I know you're only sorry you got caught

But you put on quite a show

Really had me going

But now it's time to go

Curtain's finally closing

That was quite a show

Very entertaining

But it's over now

Go on and take a bow

 

残念そうな顔しないで。見え見えなの

残念なのはうまく騙せなかったことでしょ

でも出来のいいお芝居だったわ

本当にその気にさせられたもの

でも、これでフィナーレ

幕を下ろす時よ

なかなか魅せてくれたわね

楽しい時間だったわ

でも、もうそれも終わり

そろそろカーテンコールを済ませてよ


Oh, and the award for

The best lie goes to you

For making me believe

That you could be faithful to me

Let's hear your speech, oh

 

さあ、今年度のアカデミー賞

偽演男優賞はあなたに

私を本気で信じ込ませた

清廉潔白なる演技の妙を讃えて

では、受賞のお気持ちを一言どうぞ

 

How about a round of applause

A standing ovation

 

心から拍手を送るわ

スタンディングオベーションでね

 

But you put on quite a show

Really had me going

Now it's time to go

Curtain's finally closing

That was quite a show

Very entertaining

But it's over now

Go on and take a bow

 

But it's over now

 

まあ本当、見事な演技だったわ

ようやく熱も冷めたけど

さあ、もう終演の時間

いい加減、幕も下ろさなきゃ

素晴らしいお芝居だった

充分楽しんだわ

でも、これでおしまい

最後に、お客さんに頭を下げて

 

もう再演も無いから

 

この曲について

 自分に嘘を吐き続けていた恋人に対して、自分が見事に騙される程の名演技だったと、たっぷりの皮肉を込めて讃えながら別れを告げる。そんな曲のようです。

 

 恋人はどうも、この主人公の家まで謝りに来ているようですが、主人公はそれに対してとても冷淡です。この人が謝るのは嘘がばれたその時だけと知っており、そんなその場限りの謝罪の言葉など聴きたくないとピシャリと言い放ちます。ということは、何度も過去に嘘を吐かれ、そしてその嘘が露呈するというのを何度も繰り返しているのでしょうね。

 

 そんな、自分に対して幾度も嘘を重ね、その度上手く信じ込ませてきたこの相手に「名演技」と称賛の言葉を送り、一級の役者として讃えます。贈られる賞は「嘘つき男優賞」。なかなか辛辣な嫌味ですね。そして最後は役者らしくカーテンコールで観客……つまり自分に頭を下げるように言い放ちます。このカーテンコール、想像するだに惨めですね。散々裏切られ続けた主人公が望んだ、そんな哀れな幕引きをする役者の姿がこの Take A Bow (終幕後に役者がするお辞儀)というタイトルとなるようです。

 

 さて、この曲はリアーナ(Rihanna)によって2007年にリリースされた曲です。アルバム、グッド・ガール・ゴーン・バッド(Good Girl Gone Bad)に収録されています。


Rihanna - Take A Bow

 サウンドの耳触りが良く、曲の出だしなんかはそれこそ、式典で壇上に上がる時などにかかるとしっくりくるような気がするのですが、意味を理解してしまうと、とてもそんな時にはかけられない曲ですね。

 

 そしてまた、gleeの第2話で、自分に気があるように見せて結局はクィンと仲良くしているフィンに対し、レイチェルがこの曲を歌っています。

Take a Bow Lea Michele Glee S01E02

 この曲が使われたシーンで「あ、gleeってこう言うコンセプトのドラマなんだ」と初めて気づいた方も多いのではないでしょうか。この曲より前のシーンでは、gleeクラブとして歌うべくして歌っているという展開でしたが、この曲で初めてミュージカルっぽく「何故か突然歌いだす」という演出が使われました。

 

訳、言葉について

 まずタイトルの Take a bow は、前述の通りカーテンコールの際に役者が一斉にお辞儀をするあの行為そのものの事を指します。幕が下り、役者が並んで、この「Take a bow」の掛け声で一斉にお辞儀します。今回の曲においては、このカーテンコールの時の行為になぞらえて、自分に頭を下げろという言っていると思われます。
 アメリカ人にお辞儀の習慣は無いと思われている方もいらっしゃるようですが、無いわけではありません。そもそも bow だけでお辞儀を意味する言葉ですし、正装の紳士が被っている帽子を取って会釈するシーンは何となく覚えがあるのではないかなと思います。ただ、その行為の意味としては、かなり畏まった印象があるそうで、とてもフォーマルな物のようです。

 

 2番に突然 Sprinkler が出てきて、これは何かなと大分頭を悩ませました。勿論、普通にはあの水を撒くスプリンクラーなのですが、それが何故このタイミングで歌詞に出てくるのかが分かりませんでした。
 そもそもSprinkleが「撒き散らす」という意味なので、最初にパッと思い浮かんだのは、演劇舞台に例えた曲らしく、銀紙吹雪を撒き散らす装置の事を言っているのかとも思ったのですが、どうも一般的にはあの装置をSprinklerとは呼ばないようで。
 そうなると、恐らく庭の芝生に水を撒くあのスプリンクラーなのかなと。歌詞からするとこの相手は主人公の家の外で立ち尽くしているので、そこでスプリンクラーが回り出したら相手はずぶ濡れになります。だから、そうならないうちにどこかにいなくなって頂戴と言っている……ということでしょうか。
 ※アメリカでは、庭にスプリンクラーを設置している家庭は思いのほか多く、4世帯のうち1世帯程度の割合で設置されているそうです。

I Kissed A Girl / Katy Perry

I Kissed A Girl / Katy Perry

Lyrics&訳

This was never the way I planned, not my intention

I got so brave, drink in hand, lost my discretion

It's not what I'm used to, just wanna try you on

I'm curious for you caught my attention

 

別に前からそうしたかったわけじゃないわ。特に意味もないの

飲みすぎて、わけわかんなくなっちゃってたから、まあもののはずみよ

普段はそんなことないけど、ちょっとあなたで試してみたくなっちゃっただけ

不思議となんだか、あなたが気になっちゃって

 

I kissed a girl and I liked it, the taste of her cherry chapstick

I kissed a girl just to try it, I hope my boyfriend don't mind it

It felt so wrong, it felt so right, don't mean I'm in love tonight

I kissed a girl and I liked it, I liked it

 

女の子にキスしちゃった。いいわねコレ。彼女、サクランボの口紅の味がしたわ

やってみただけよ。彼氏がヘンに思わなければいいけど

後ろめたい気もするけど、いい気分よ。別に愛してるって意味じゃなくて

女の子とキスしちゃった。クセになるわ

 

No, I don't even know your name, it doesn't matter

You're my experimental game, just human nature

It's not what good girls do, not how they should behave

My head gets so confused, hard to obey

 

あなたの名前を知ってるとか知らないとか、そんなの関係ないの

お遊びの実験よ。本能ってやつのね

良い娘ちゃんがすることじゃないし、褒められた姿でもないわよね

でもムリ。私もうイカレちゃってるもの

 

I kissed a girl and I liked it, the taste of her cherry chapstick

I kissed a girl just to try it, I hope my boyfriend don't mind it

It felt so wrong, it felt so right, don't mean I'm in love tonight

I kissed a girl and I liked it, I liked it

 

女の子へのキス、たまらないわ。 甘酸っぱい味がするの

やってみただけだって。彼氏に見られたくはないけれど

罪悪感あるけど、でもハマっちゃった。恋だの愛だのとは別の話よ

女の子とのキス、いいわ。最高よ

 

Us girls we are so magical, soft skin, red lips, so kissable

Hard to resist, so touchable, too good to deny it

It ain't no big deal, it's innocent

 

女の子って不思議。お肌は柔らかいし、唇は赤いし、そりゃキスしたくもなるわよね

ダメ、抑えきれない、触ってみたいの。我慢するには魅力的すぎるの

なんてことないわ、純粋にそうしたいだけ

 

I kissed a girl and I liked it, the taste of her cherry chapstick

I kissed a girl just to try it, I hope my boyfriend don't mind it

It felt so wrong, it felt so right, don't mean I'm in love tonight

I kissed a girl and I liked it, I liked it

 

女の子とキスしちゃった。たまらない。あの甘い味が忘れられないわ

試してみただけ。まあでも彼氏が見たら何て言うかしらね

私イケナイ娘よね。でもいいの。コレ、浮気ってわけでもないし

女の子とのキスって、イイわよ。本当に。

 

この曲について

 女の子である主人公が、別の女の子とキスをしてしまった。けど、悪い気はせず、むしろハマってしまいそうな程にいい気分だった……そんな曲です。見る人が見れば、なかなか過激な歌詞かもしれませんね。

 

 この歌詞をパッと見た時は、一瞬レズの曲なのかなと思ってしまいます。ただ、この主人公は少なくとも普段は男の子の方が好きで、実際彼氏もいるようです。その為どちらかと言うと、ただ単に酔った勢いで女の子の唇を奪ってみたら、それが思いの外よかったというノリのようです。実際、歌詞の中でも「これは恋愛じゃない」と言ってますし、相手が誰であるかも問題ではないようです。

 

 しかし一方で、やっぱりこれは褒められた行動では無いことも一応分かってはいるという部分も、歌詞の中には盛り込まれています。そして何よりこの曲のサウンドからは、なんだかスリリングでドキドキしている背徳感がたっぷりにじみ出ていますね。この、頭では分かっているけど、気持ちは抑えきれないという、そんな心の中の矛盾が良く表れているなと思います。

 

 さて、この曲は、ケイティ・ペリー(Katy Perry)によって2008年にリリースされた曲で、アルバムOne of the Boysに収録されています。この曲発表当初は、賛否両論巻き起こったようです。特に、ヘテロセクシャル(ストレート)を是とするクリスチャンや保護者からは大分非難の声が巻き起こったようです。


Katy Perry - I Kissed A Girl (Official)


 ただ、個人的にはこの曲は、同性愛を応援したり、それらの問題に一石を投じる意思を持った曲とは違うのではないかなと思います。レズビアンの方々には心強く映った曲なのかもしれないですが、この曲のノリはどちらかと言えば、サイコロトークで「人には言いづらい過去の経験」が当たったときに面白おかしくしゃべる暴露話のような、そんな感じなのだろうなと言う気がします。

 

 そしてやっぱりと言うかなんというか、ケイティ・ペリー自身の性対象についてもあれこれ憶測が飛び交ったようですが、彼女自身は「自分はストレート。あくまでこの曲はファンタジー」と公言しているようですね。

 

 また、この曲はgleeでも2回登場します。1回目はニューディレクションズのオーディションでティナが歌い、そして2回目は、レズビアンであることをカミングアウトしたサンタナ自身と仲間の女子たちによって歌われました。1回目のシーンはほんの一瞬ですが、後にSeason6でフルバージョンで再収録されました 


Glee - I Kissed a Girl S6 (Full Perfomance) HD

 


Glee | Full Performance of I Kissed a Girl

 ニューディレクションズの女子全員で歌うことで、開き直ったサンタナと、彼女を守ろうとする女子の仲間たちの結束が見えて良いですね。それにしても、何でティナはオーディションにこの曲を選んだのでしょうか……

 

訳、言葉について

 Chapstickは、訳上で口紅と書きましたが、実際はリップクリームの事です。もともとはChap Stickという商品名だったそうですが、それが広まって一般名詞化したそうです。

 

 Human natureは、以前同名の曲を訳しましたが、人間の性とか、本能的な物となります。

 

 Us girls という表現はこの曲で初めて見たのですが、読んでそのまま「我々女子達は」と訳して良いようです。英語にもこんな言い回しあるんですね。

 

 Kissableという見慣れない単語が出てきますが、キスしたくなるようなと言う意味です。はじめ造語かと思いましたが、ちゃんと1単語として確立しているようです。それだけ日本よりもキスが日常的な行為なんでしょうね。

Bad Day / Daniel Powter

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Lyrics&訳

Where is the moment when we needed the most?

You kick up the leaves, and the magic is lost

They tell me your blue sky's faded to gray

They tell me your passion's gone away

And I don't need no carrying on

 

あれだけ大切にしてた時間は何処に行ったんだろな

君が落ち葉を蹴って、魔法の時は終わってしまった

君の青い空はくすんでしまったようだね

君の熱い心はかすんでしまったのかもね

まあでも、そんな時だってあるんじゃないか

 

You stand in the line just to hit a new low

You're faking a smile with the coffee you go

You tell me your life's been way off line

You're falling to pieces every time

And I don't need no carrying on

 

君はどん底に立っているね

作り笑いとコーヒーで誤魔化しながら

君はこう言うよね。俺の人生どうしてこうなんだろうって

いつも大事なものがボロボロ零れていくんだって

まあでも、そんな思い詰めることも無いんじゃないか

 

'Cause you had a bad day

You're taking one down

You sing a sad song just to turn it around

You say you don't know

You tell me don't lie

You work at a smile and you go for a ride

You had a bad day

The camera don't lie

You're coming back down and you really don't mind

You had a bad day

You had a bad day

 

そんな日だってある

君は一つ諦めて

悲しい歌でふてくされてる

お前には分からないって君は言って

嘘をつくなって君は言って

無理やり笑って去っていくけど

そんな日だってある

あの頃の写真は嘘じゃないだろ

戻って来るんだろ。悩みなんか忘れて

そんな日だってあるよなって

それだけだったんだよなって

 

Well you need a blue sky holiday

The point is they laugh at what you say

And I don't need no carrying on

 

あの青空をまた取り戻そうぜ

何を言っても笑えたあの時を

そんなに頑張らなくていいからさ

 

You had a bad day

You're taking one down

You sing a sad song just to turn it around

You say you don't know

You tell me don't lie

You work at a smile and you go for a ride

You had a bad day

The camera don't lie

You're coming back down and you really don't mind

You had a bad day

 

悪い日だってある

君はまた一つ諦めて

悲しい歌で背中を向けて

なんで俺ばっかりって呟いて

慰めるなって怒鳴り散らして

泣きそうな顔で去って行くけど

悪い日ばかりじゃない

昔の写真を見返してみろよ

戻って来たくなるだろ。嫌なことも忘れてさ

いい日ばかりじゃないだけさ

 

Sometimes the system goes on the blink

And the whole thing it turns out wrong

You might not make it back and you know

That you could be well, oh, that strong

And I'm not wrong

 

たまに世の中ってやつは景色が変わって

全部嫌なものに映ることもあるよな

元には戻そうとしないだろうけど。分かってるんだろ

ちゃんと立ち直れるって。強いよ、君は

本気で言ってるんだ

 

So where is the passion when you need it the most?

Oh, you and I

You kick up the leaves and the magic is lost

 

こんな時だってのに、情熱は何処に行ったんだろうな

まあ、僕もだけれどさ

君は落ち葉を蹴って、魔法が解けて

 

'Cause you had a bad day

You're taking one down

You sing a sad song just to turn it around

You say you don't know

You tell me don't lie

You work at a smile and you go for a ride

You had a bad day

You see what you like

And how does it feel one more time?

You had a bad day

You had a bad day

 

悪い日もある

君は嫌になって

寂しげな歌で目を逸らすけど

分かってるよ

嘘じゃないよ

君は涙を隠して飛び出したけど

良い日も来る

また素晴らしい何かに出会えたら

今度はどんな気持ちが芽生えるんだろうな

明日は良い日さ

そんなもんさ

 

この曲について

 何か良くないことがあってグチグチクヨクヨしている相手に、ちょっと心が楽になる励ましを送る曲だと思います。ただ何というか、歌詞から読み取れる情景やメッセージは凄く温かみがあって良いのですが、これをいざ日本語で表現しようとすると急に難しくなる曲ですね。以前、Des'reeのLifeを訳した時もそうでしたが、言葉の前後関係の繋がりが薄いというか、唐突にカットが切り替わると言う印象で、言葉尻だけを訳していくとはてなマークがあちこち浮かぶんじゃないかなと思います。多分、あれこれ考えるより感性で乗り切る趣の曲なのではないかなと思います。

 

 1番では、少なくともこのYouと歌い手は、それなりの長い時間の付き合いのある二人という間柄が見てとれますね。しかし、昔過ごした楽しい時間に比べて、今のそれには陰りが見えているようです。Youの心境に何か変化があり、楽しかった魔法のような時が終わりを告げます。Youの心は冷めて色褪せてしまったようですが、ここで歌い手は無理にそれを昔に戻そうとしません。ひたすら愚痴を聴いても、ただ一言、無理する必要ないと相手に声をかけます。

 

 そして、ただBad dayだったんだと伝えます。この曲中、何があったのかと言う具体的なシーンは語られません。なので、Bad dayの解釈としては「日が悪かった」「間が悪かった」「ついてない日だった」等、色々な捉え方があると思いますし、恐らくどれでもいいのだと思います。ただ、悩む相手にこれらの言葉で「君が悪かったわけではない」とか、「うまくいかない日だってある」ということを伝え、自分を責めないようにしてあげたいのだと思われます。

 また、Dayが複数形でない為、本当にたった一日というニュアンスが暗黙的に示されている点や、それと同時に良い日だってあるということを、逆説的に伝えているのもポイントかなと思います。

 

 そしてまた、この曲はもう一つ見逃せない一面を持っていると思われます。曲の終わりに近づく辺りで「Oh you and I」という言葉が出てきますね。この言葉から、実はこの曲は自分自身にも言い聞かせているのではないかと思われます。相手を元気づけている最中、それらの言葉が段々自分にも実は当てはまっているように思えたのかも知れませんし、もしかしたら自分が落ち込んだとき、こんな風に励ましてもらえたらなという、ささやかな願望なのかもしれませんね。

 

 さて、この曲は2005年に、ダニエル・パウター(Daniel Powter)によって歌われた曲です。彼のファーストシングルにあたり、ヨーロッパで大ヒットしたようですね。国内でもそこかしこで流れており、特にサビのシンプルに弾む感じが印象的で耳に残り易いので、殆どの人はどこかで一度は聴いたことがあると思えるのではないかなと思います。

 僕も、曲は知っていたのですが、つい先日までタイトルは知らなかったというクチです。しかし、先日セブンイレブンでかかっていた時に「あれ、そう言えばこの曲名ってなんだっけ?」と思って調べていったうちに、歌詞がとても良いなと思えたので今回訳してみました。

 

 また、PVもちょっと心が和む作りになっていますね。同じような繰り返しの毎日の中でも、ちょっとしたハプニングと行動から、面白い出会いに繋がるという、先に説明した「Bad day」がもつ逆説的な意味となる「良い日だってある」という点に焦点を絞ったストーリーになっています。

 


Daniel Powter - Bad Day (Official Music Video)

 

訳、言葉について

 hit a new lowというフレーズがありますが、このnew lowだけで「最低の位置」という意味になるそうです。lowが低いと言う意味ですが、もっと新しい低い位置で、つまりそこは最低……ってことのようです。

 

 さて、この曲で一番の問題となる言葉が「I don't need no carrying on」です。この言葉を普通に訳そうとすると、

 

I don't need ・・・必要としない

No・・・~でない

Carrying on・・・頑張る、前に進む

 

となるので、「僕は前に進まないことを必要としない」→「僕は今のままではいけないと思う」といったニュアンスになります。実際、僕も最初はそう訳しました。

 

 ですが、ここは文法を無視した言葉らしく、全く意味は逆になるそうです。というのも、このNoはこの場合「何も」という意味で捉えられるそうで、結果として「僕は何も頑張る必要はない」という意味で捉えられる言葉だそうです。これはネイティブにしか分からないややこしい感覚だそうで、実際にこのフレーズで検索すると、国内外を問わずこのフレーズに関する質問が沢山見つかります。そして、その中でもネイティブと思われる回答者の方自身、「全くふざけてるよね」と言っていたりします(笑)

 

参考Q&Aサイト

https://forum.wordreference.com/threads/i-dont-need-no-carrying-on.347137/

 

 まあ、日本語でも「嘘を吐くな」という意味で「嘘を吐け」と言ったりするので、言葉って最終的には理屈じゃないんでしょうね。

 

※lowがrowにスペルミスしてました。そのため、解説を修正しています。申し訳有りません

Smash Into You / Beyoncé

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Lyrics&訳

Head down as I watch my feet take turns hitting the ground

I should I find myself in love racing the earth

 

頭をもたげて、幾度も大地を踏む足を見て

見出さなくては。生き抜く中でも、愛の中に包まれる自分に

 

And I'm soaked in your love

And love was right in my path, in my grasp

And me and you belong

 

愛に浸るの

愛は目の前にあったなんて。この手の中に

そしてあなたと私は一緒に

 

I wanna run, run, smash into you

I wanna run, run, smash into you

 

走って、走って、あなたの胸に

走って、走って、飛び込みたいの

 

Ears closed, what I hear no one else has to know

'Cause I know in that what we have is worth first place in gold

 

耳を塞ぐの、聴こえてくるのは誰知ることも無くて良いこと

知っているの。二人の手には最高の価値が

 

And I'm soaked in your love

And love was right in my path, in my grasp

And me and you belong

 

愛に溢れて

愛は生きてきた中にあったの、この手の中に

そしてあなたと私は共に

 

I wanna run, run, smash into you

I wanna run, run, smash into you, smash into you

 

走って、走って、あなたの胸に

走って、走って、飛び込みたいの。壊れるほどに

 

Head down, as I watch my feet take turns hitting the ground

I should I'm in love and I'm racing the earth

 

頭をもたげて、大地を踏み続ける足を見て

愛の中にいなければ。そして、ただひたすら生き抜くの

 

And I'm soaked in your love

And love was right in my path, in my grasp

And me and you belong

 

愛に委ねて

愛はこんな近くに、この手の中に

そしてあなたと私は一つに

 

Oh, I wanna run, smash into you

I'm willing to run, smash into you

I'm willing to run and run, and run, and run, ooh

I'm ready to run and run, and run, and run, ooh

 

走って、あなたの元へ

そう、走って、あなたの元へ

そうよ、走って、走って、走って、走って

今すぐ、走って、走って、走って、走って……

 

And I wanna run, run, smash into you

I'm willing to run, run, smash into you

 

そう、走って、走って、飛び込みたいの

そうよ、走って、走って、砕けるほどに

 

この曲について

 テンポや曲調はとても緩やかですが、その中にとても芯の強い思いが込められている曲に思えます。

 

 この曲の中では、主人公は常に走り続けているような印象を受けますが、最初と後ではその走る意味が変化しているようですね。初めはただがむしゃらに、何かの競争をしているかのように走っているようです。

 

 しかしそんな中、その走ってきた道の中に、実はとても大切なものがあったことに気付きます。そして、それが愛すべき人であったと自覚することで、その走る先の目的地、youを見出すことになります

 

 そしてまた、その相手にたどり着いたときもまた力強いですね。単に飛びつきたいと言うより、体当たりで思いっきりぶつかりたいという表現になっています。確かにこの方が、心底追い求めた人にたどり着いた際の心情を良く表しているように思えます。そしてそれも、最初はそうしたいと思っているだけですが、最後の付近ではそれは確固たる意志へと変化していますね。 

 

 映像としてはただただ漠然と走っているだけですが、その心の内だけは段々と変化していって形を作り、最後にははっきりとしたものが自覚できているという、この心情のグラデーションの味わいがこの曲の魅力かなと思います。

 

 さて、この曲は2008年にビヨンセ(Beyoncé)によって歌われた曲で、アルバム「I AM… SASHA FIERCE」に収録されています。シングルカットはされていないようですが、ライブ映像とPVを織り交ぜたオフィシャルビデオは製作されています。

 このアルバムには、今ではビヨンセの代表曲とも言えるHaloやIf I Were A Boyも収録されていますが、個人的にはこの曲がとても好きで、こっちにももっとスポットライトが当たっても良いのではないかなと思っています。

 


Beyoncé - Smash Into You [ Official Video ] HD

 

 タイトルからしてどんな激しい曲なのだろうと思ったのですが、いざ聴いてみるととても淡々と、しかし全く弛むことなく進んでいく力強さや潔さのようなものを感じる曲で、呆然と聴き入ってしまったのを覚えています。上記の2曲の陰に隠れがちですが、既にこのアルバムを聴いたことが有る方も、是非また聴き直してみて下さい。

 

訳、言葉について

 今でも、shouldの使い方は良く分かっていないのですが「~した方が良い」とか「~しなくちゃ」といったニュアンスで書いているつもりです。この辺り、日本語がペラペラなネイティブの方に尋ねてみたいです。

 

 Love was rightは「愛は正しかった」とも訳せるのですが、その後に場所の表現に続いているので「愛は~に在った」という捉え方の方があっているのではないかなと思います。よく「ここにある」をright hereと言いますが、それと同じrightかなと思いました。

 

 あと、最後付近にI’m willing to runという表現が出ております。willingはちょっと見慣れない使い方ですが、willは単に「意思を持つ」という動詞としても使用できます。その為、be willingという形にして「今まさに実現させようとしている」というような雰囲気が出るのかなと思っています。be + ingのニュアンスは今一良く分かっていませんが……

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