Lyrics&訳
O Christmas tree, O Christmas tree
Thy leaves are so unchanging
O Christmas tree, O Christmas tree
Thy leaves are so unchanging
おお、クリスマスツリー。大いなる樹よ
そなたの纏う葉の数々は
ああ、クリスマスツリー。聖なる樹よ
何があろうと変わること無く
Not only green when summers here
But also when its cold and drear
O Christmas tree, O Christmas tree
Thy leaves are so unchanging
その緑は夏に終わらず
人影無き寒き日にもまた
おお、クリスマスツリー。逞しき樹よ
そなたの葉はただそのままに
O Christmas tree, O Christmas tree
Such pleasure do you bring me
O Christmas tree, O Christmas tree
Such pleasure do you bring me
おお、クリスマスツリー。偉大なる樹よ
そなたが私にもたらしたのは
ああ、クリスマスツリー。幸福の樹よ
なんと大きな歓びなのか
For every year this Christmas tree
Brings to us such joy and glee
O Christmas tree, O Christmas tree
Such pleasure do you bring me
如何なる年にも、この大いなる樹は
我らに伝える。日々の素晴らしきを
おお、クリスマスツリー。歓びの樹よ
そなたが与えるこの幸せよ
O Christmas tree, O Christmas tree
You'll ever be unchanging
A symbol of goodwill and love
You'll ever be unchanging
おお、クリスマスツリー。揺るぎなき樹よ
そなたの姿は、今も昔も
優しきを、愛を象りて
変わること無く。ただそのままに
Each shining light, each silver bell
No one alive spreads cheer so well
O Christmas tree, O Christmas tree
You'll ever be unchanging
光のそれぞれ。鐘のそれぞれ
皆が開くは貧しき宴
おお、クリスマスツリー。永劫の樹よ
変わることなかれ。その幾年も
この曲について
タイトルの通り、クリスマスツリーを讃えた歌ですね。と言っても、飾り付けられたクリスマスツリーの華やかさや賑やかさを歌った歌ではありません。何があってもその姿を大きく変えることのない、その芯の強さや頼もしさを歌っています。そして、その変わることのない姿は、毎年このクリスマスの時期になると、同じ喜びを思い出させてくれる、そんな一年における灯台のような役割を持っているようにも思えます。
そしてまた、この曲においてはクリスマスツリーがとても孤高な存在にも見えますね。誰もいない中で、それでも静かに何も動じずに立っている姿は、ともすればわびさびに通じる物すらある気がします。
さて、この曲はドイツ起源のクリスマスソングです。原題は O Tannenbaum と言い、日本国内では「もみの木」というタイトルで知られています。年代は古く、作られたのは1824年と言われているようです。
O Christmas Tree Lyrics 🎄 Christmas Songs and Carols Sing Along
また、ドラマでは未使用となりましたが、glee でシュー先生がこの曲を歌っています。この曲、英語歌詞も何パターンかあるようなのですが、今回の歌詞はこの glee でも収録されたバージョンとしました。(何気に、歌詞の中に glee という単語もありますね)
Glee - O Christmas Tree ~ with Lyrics
訳、言葉について
O Christmas tree の O は、「おお」とか「ああ」という感嘆を意味する間投詞です。Oh と同じ感じだと思うのですが、O の場合はカンマ等で後の言葉との区切りを入れないそうです。
thy は、日本語で言うところの「汝」とか「そなた」のイメージが近いようです。
drear は、dreary (荒涼とした、もの寂しい) の詩的表現だそうです。
spread cheer ですが、ここで言う cheer は恐らく christmas cheer (クリスマスの御馳走)のことと思われます。そして spread christmas cheer で「クリスマスの御馳走を並べる」という意味で使われます。