さて、この曲はなんて言ってるのだろう

英語は苦手ですが、洋楽を和訳しながらあれこれ意味を調べたり考えたりするのは好きなので、その勢いで書いています。
意訳と偏見だらけですが、ご容赦ください。

Billy Joelの関連記事一覧

The Longest Time / Billy Joel

The Longest Time / Billy Joel

Lyrics&訳

Woah, oh, oh, oh

For the longest time

Woah, oh, oh

For the longest

 

ああ、そうだな

すっかり長くなってしまったな

考えてみれば

長い時間になってしまったんだな

 

If you said goodbye to me tonight

There would still be music left to write

What else could I do

I'm so inspired by you

That hasn't happened for the longest time

 

もし今夜、君から別れを告げられるなら

この曲は、書きかけのまま捨てられるだろう

出来ることなら何でもしたい

君がいなけりゃ心が湧かない

そんな気持ち、忘れてる時間の方が長くなってしまってたな

 

Once I thought my innocence was gone

Now I know that happiness goes on

That's where you found me

When you put your arms around me

I haven't been there for the longest time

 

一度は思った。僕から純粋さは失われてるって

今はこう思う。僕の幸せは培われてるって

君が僕と出会ったあの場所

君の腕に寄せられたあの時

今は傍にいない時間の方が長くなってしまってたな

 

Woah, oh, oh, oh

For the longest time

Woah, oh, oh

For the longest

 

ああ、そうだよな

そんなに長くなってしまったんだな

思い返せば

出会ってから、一番長い時間に

 

I'm that voice you're hearing in the hall

And the greatest miracle of all

Is how I need you

And how you needed me too

That hasn't happened for the longest time

 

君に聴こえる声は僕の全て

この世で最高の奇蹟を詰めて

どれだけ君を想っているか

どれだけ君が想ってくれたか

お互いの気持ち、忘れてる時間の方が長くなってしまったな

 

Maybe this won't last very long

But you feel so right

And I could be wrong

Maybe I've been hoping too hard

But I've gone this far

And it's more than I hoped for

 

そんなに長くは続かないかもしれない

けど君はそう感じて

僕は過ちを恥じて

きっと心の底から祈り続けて

でも僕は君の心から遠く

祈りなんて届かないほど遠く

 

Who knows how much further we'll go on

Maybe I'll be sorry when you're gone

I'll take my chances

I forgot how nice romance is

I haven't been there for the longest time

 

誰も知らない。僕らがどこまで行けるかなんて

悲しいに決まってる。君が僕から去ってくなんて

もうみすみす逃したりしない

こんな気持ち忘れてたなんて

今は傍にいない時間の方が長くなってしまったけど

 

I had second thoughts at the start

I said to myself

Hold on to your heart

Now I know the woman that you are

You're wonderful so far

And it's more than I hoped for

 

あの時思った二つ目のことは

自分に言い聞かせたはずなんだ

きみの心を放さないって

そして今思うんだ。君は最高の女性だって

こんなにも素晴らしいんだって

理想なんて霞むほど素敵だって

 

I don't care what consequence it brings

I have been a fool for lesser things

I want you so bad

I think you ought to know that

I intend to hold you for the longest time

 

もう構わない。どんな結果が待っているか

忘れてたんだ。どんな大切な物を持っていたか

ひどく君を愛してしまってる

祈るよ、君もそうに決まってるって

君を抱きしめる。それを二人の一番長い時間にしたいんだ

 

Woah, oh, oh, oh

For the longest time

Woah, oh, oh

For the longest time

Woah, oh, oh

For the longest time

Woah, oh, oh

For the longest time

Woah, oh, oh

For the longest time...

 

長い時間になりますように

お互いを想う時間が

一緒に居る時間が

二人の人生で、一番長い時間に

 

 

この曲について

 最初この曲をざっと眺めた時、彼女に出会って素晴らしい時間を過ごし「ずっと長いこと、こんな気持ちになったこと無かった」という気持ちを歌った、喜びの曲だと思いました。実際、訳し終わってから他の方の訳を調べてみたところ、総じてやっぱりそう訳されています。

 

 が、訳を進めるうちにちょっと引っかかりを覚えました。この曲のタイトルでもありますが、なんでわざわざ「The longest time」という「比較の最上級」を用いて表現しているかです。比較最上級を用いるという事は、「何かと比較した中で、最も長い時間」という意味になります。

 

 では、何と比較するのでしょう。パッと思い浮かぶのは、主人公の生まれてから今のこの時までの間の様々な時間とです。この場合、あらゆる物よりとにかく長い時間という、時間の長さに焦点を当てたい表現になると思います。
 もし、この解釈であれば、例えば「That hasn't happened for the longest time」は「もう忘れるくらい長いほど、こんなことは起きたことなかった」となり、恋だとかときめきだとか、そう言った物を忘れていた主人公に、彼女がそれを思い出させてくれたといったニュアンスになると思います。この時 The longest time に乗せられた想いは「かつてない喜び」になると思います。

 

 しかし、もう一つ比較の候補があります。それは、彼女と出会ってから今この時までの中での様々な時間との比較です。この場合、この曲の歌詞は全く意味が変わります。
 この解釈だと「君と出会ってそれなりの時間過ごしたけど、最近こう言うこと起きなくなってずいぶん経つよな」となります。これだと、彼女と出会ってからの時間の中で最も長い時間が、この特別さを感じない時間になってしまった・・・と取れるのかなと思います。つまりこの時の The longest time に乗せられた想いは、「後悔」とか「過ちの振り返り」といった物になります。そして、僕はこっちの解釈を採用しました。

 

 そう解釈した理由になるかどうか分からないですが、一つは、もし君が自分の元を去ってしまったら・・・という旨の歌詞が2回も登場すること。そしてもう一つは、Is how I need you, and how you needed me too の部分です。これを見る限り「自分は彼女を必要としている」に対し「彼女は自分を必要としていた」となっており、彼女の自分に対する想いは過去形になっています。
 以上のことから、今はちょっとこの二人の仲は危うい状態なのではないかと思えました。

 

 さてその場合、この曲はこの後どういう展開になるかと言うと、改めて相手を素晴らしい人と今でも思っていることを精一杯伝えます。出会った頃を思い出し、その時の気持ちは何も変わっていない。彼女の素晴らしさも変わっていないと。

 

 そして最後、これまでは空白の時間が最も長い時間だったけれど、君を抱きしめつづければ、またその時間が二人の中で最も長い時間になるよねと言っていることになります。

 

 結果としては、二つの解釈のどちらを取っても結末は良好です。が、こちらの解釈の方が紆余曲折があってドラマチックだなと思う点と、後悔の象徴であった「The longest time」が、最後一転して決意と希望の象徴に差し変わる点が、僕には凄く鮮やかに映ってしまいました。


 正しい、正しくないではなく、個人的にこの曲はこう解釈したいなと思っただけでしかないので、どうか余り真に受けないでください。

 

 さて、この曲は1983年にビリー・ジョエル(Billy Joel)によって歌われた曲で、アルバム「イノセント・マン(Innocent Man)」に収録されています。この曲、聴けばお分かりかと思いますが、全編通して殆どアカペラで歌われています。そして、このアカペラは全てビリー・ジョエルによる多重録音で作られました。時代が時代なので、違和感を覚える人には違和感を覚える音質かもしれませんね。



Billy Joel - The Longest Time

 

 そして、この曲はgleeのSeason4で、アカペラの代表曲として歌われました。ウォーブラーズ(Warblers)の楽曲を除いた中で、一切楽器なしで歌われたのはこの曲が初めてのような気がします。



For the Longest Time - Glee (Full performance)

 

 ただ残念なのは、glee版は歌詞が一か所明らかにおかしく、

 

 That's where you found me

 When you put your arms around me

 

 の部分が、何故か

 

 I'll take my chances

 I forgot how nice romance is

 

 になってしまっています。

 

 推測ですが、おそらくこの部分のカットを録り忘れたか、或いはデータを紛失してしまったか何かの理由で、苦肉の策で後半の歌詞のテイクを無理矢理繋げたのではないかなと思います。

 

 うーん……ビリー・ジョエルの歌詞は特に大事にして欲しかったなぁ……って、世間と違う訳を展開してる自分が言う言葉じゃないですね。

 

訳、言葉について

 Consequenceは、結末とか結果を意味する言葉だそうです。

 

 Fool for ○○ は、○○に目が無いとか、○○のことが頭から離れないような様子を指す表現です。日本でも親バカとか、麻雀バカという表現が有りますが、それに近い感じでしょうか。

 

蛇足

 完了形は不得手なので自信が無いのですが、今回この解釈を採用したもう一つの理由がありまして、もし1番目の解釈だとすると、1番の最後などは、It hasn't been happened という現在完了形ではなく It hadn't been happened という過去完了形になるのではないかなぁという気がしたためです。
 この二人は、出会ってから現在までは多少なりとも期間が有りそうなので、主人公からしてみれば「そういったことが長いこと起きたことがなかった」のは、現在とは切り離された過去のことだと思うから……なのですが……すみません、ここは全く自信が無いので適当に読み流してください。

Piano Man / Billy Joel

 

f:id:Sasakichi:20161023114428p:plain

 

Lyrics&訳

It's nine o'clock on a Saturday

The regular crowd shuffles in

There's an old man sitting next to me

Making love to his tonic and gin

 

土曜日夜9時

いつもの賑わい

俺の隣にゃ年老いた男

お気に入りはジントニックだ

 

He says, "Son can you play me a memory

I'm not really sure how it goes

But it's sad and it's sweet

And I knew it complete

When I wore a younger man's clothes."

 

「若いの。俺の青春を一曲たのむわ

気が紛れるかは何とも言えんが

甘酸っぱいもんだ、若さっちゃ

だが後で分かった。最高だった

イカした服を着てたあの日が」

 

Sing us a song you're the piano man

Sing us a song tonight

Well we're all in the mood for a melody

And you've got us feeling alright

 

歌ってくれんか。ピアノマンだろ

こんな夜こそ歌ってくれや

今夜は音楽に浸りたいんだ

あんたにしか頼めないんだ。な。

 

Now John at the bar is a friend of mine

He gets me my drinks for free

And he's quick with a joke or to light up your smoke

But there's someplace that he'd rather be

 

バーテンのジョンは俺の友人

いつも俺には奢ってくれる

愉快で気の利く働きもんさ

でもやりたいことが他にあるんだと

 

He says, "Bill, I believe this is killing me."

As a smile ran away from his face

"Well, I'm sure that I could be a movie star

If I could get out of this place."

 

「ビル。俺、このまま終わりたくねぇ」

いつもの笑顔も見せずに言うんだ

「俺、映画のスターになれるハズさ

いつかこことオサラバしたらな」

 

Now Paul is a real estate novelist

Who never had time for a wife

And he's talking with Davy, who's still in the Navy

And probably will be for life

 

ポールは作家気取りのブローカー

結婚する気はさらさらないとさ

まだ海軍にいるデヴィとお喋り

多分、ずっとあのままだろうな

 

And the waitress is practicing politics

As the businessmen slowly get stoned

Yes they're sharing a drink they call loneliness

But it's better than drinking alone

 

あの娘は世の中を勉強中さ

男を上手く酒で潰してね

孤独ってカクテルを皆舐め合ってる

独りで飲むよりゃマシだものな

 

Sing us a song you're the piano man

Sing us a song tonight

Well we're all in the mood for a melody

And you've got us feeling alright

 

さあ、歌ってくれよ、ピアノマンさん

今夜は存分歌ってくれ

みんな音楽に酔っていたいのさ

みんなお前を待ってるぜ。なあ。

 

It's a pretty good crowd for a Saturday

And the manager gives me a smile

'Cause he knows that it's me they've been coming to see

To forget about life for a while

 

大繁盛の土曜日の夜

笑ってマスターがステージを指す

みんな俺を目当てで来ている

ちょっと現実を忘れる為に

 

And the piano it sounds like a carnival

And the microphone smells like a beer

And they sit at the bar and put bread in my jar

And say, "Man what are you doing here?"

 

ピアノの音は宴を奏で

マイクの匂いはビールを思わせ

客席からはチップが投げられ

「こんな所でくすぶってるのか?」って

 

Sing us a song you're the piano man

Sing us a song tonight

Well we're all in the mood for a melody

And you've got us feeling alright

 

さあ、歌うんだ。ピアノマン

いいから今夜は歌うんだ

音楽がないとやってられないんだ

お前の曲に酔いたいんだ。さあ。

 

この曲について

 タイトルこそ「ピアノマン」ですが、どちらかというと主役は彼ではなく、彼がいる大衆酒場に集う面々のようですね。そしてまた、彼らのキャラクターが何ともいい味を出しています。

 

 最初に登場するのは、年老いた男性です。昔は良かったと懐かしみ、当時流行った歌をリクエストしています。恐らく、当時の若かった自分を少しでも取り戻したいんでしょうね。

 そして、飲んでいるお酒がジントニックというのもまた、恐らく懐古の気持ちを際立たせる表現のように思えます。というのも、ジントニックは東インド会社による開拓時代に誕生したもので、これのおかげでマラリアを予防でき、イギリスはインド方面での成功を収めたと言われる歴史を持っています。また、ジンが安いお酒なので、お金の無い若い時によく飲まれるお酒でもあるようです。こういった背景から、ジントニックには時間を巻き戻すような、そんな印象を与えてくれる何かが向こうの方の感覚にあるのではないかなと思います。この御老人がブリティッシュだったりすると、よりそんな感じが強まる気がします。完全に想像ですが。

 

 お次はバーテンのジョンです。一見楽しそうに振る舞っておりますが、実は現状に満足しておらず、夢は映画スターで、自分にはその才能があると豪語します。

 しかし恐らく、彼自身それが強がりであり、また見果てぬ夢であるということは、心のどこかで分かっているのだと思います。そして、夢に挑戦しないことを「今はやりたくてもできないだけなんだ」と周りにも自分にも言い訳しているのですね。

 

 次は心は作家な、不動産屋ブローカーのポールです。彼の話し相手のデヴィですが、彼が海軍にいるということを示す文に、わざわざ「still(まだ)」という言葉が付いていますね。これは恐らく、ポールもかつては海軍に所属しており、デヴィはその時の相棒だったのだと思われます。そして、ポールだけが先に退役して、不動産屋兼小説家になっているという事なのでしょうね。

 ここからはちょっと深読みの類になるかもしれませんが、海軍は殆どの時間を船の上で生活することになる為、女性を抱くことができません。その為、一部で衆道に走る人がいるのではないかと思われます。そして、ポールとデヴィはそんな関係かもしれません。なので、ポールは結婚相手を探すことをせずに、退役した今でもデヴィと会っているのかもしれませんね。

 

 お店のウェイトレスは、酔っぱらって絡んでくるサラリーマンを上手にあしらえるようになったと言っています。ただここは、ウェイトレスの成長に感心しているというよりはむしろ、日常茶飯事のようにそんなちょっかいを出してくる酔っぱらいが大勢いるという点に焦点を当てたフレーズではないかなと思います。そして、こういった大衆酒場でそのように振る舞うことで、自分の心にある穴のような物を紛らわそうとしていることにフォーカスを当てていると思われます。

 そしてこれまでに出てきた、老いてかつての輝きを懐かしむ老人、叶わない夢と心のどこかで悟りつつも諦めきれないジョン、一生を添い遂げる人を持つことのないポール。彼らもまた、そのように心に一抹の寂しさや無念さを抱えた人であるということを、改めてここで伝えていると思います。

 

 そんな気持ちを少しでも癒そうと、彼らはピアノマンに歌を依頼します。そしてピアノマンもまた、彼らの心の穴を一時でも埋められればと、ピアノを奏で、歌を披露します。そしてその歌につられ、普段は来ない客まで引き寄せられ、彼らもまたピアノマンに一曲お願いしていき、その歌に浸り……と、この日の酒場は大入りとなります。

 そして、仮初めでも心が満たされた客達は、彼に感謝とチップを弾みながら「あんたこんな所で何やってんだい」と檄を飛ばします。こんな大勢の人達に感動を与えることができる力を持った人間が、こんな大衆酒場の中だけで終わっていいはずが無いという想いからの言葉でしょうね。そして反対に「このままここにいたら、自分たちみたいに心に穴を開けた人間になっちまうぞ」という警告も込めているかもしれません。

 

 寂しさを埋めてくれる彼をピアノマンと慕い、どこか物悲し気に、でもだからこそ賑やかに夢の宴はいつまでも続いていくという、そんな情景が思い浮かぶ曲ですね。

 

 さて、この曲はビリー・ジョエル(Billy Joel)が最初にレコードとして世の中に発表した曲で、多分彼の曲の中でもっともよく知られているのではないかなと思います。

 この曲のPVはオリジナルバージョンとリメイクバージョンが有りますが、どちらも珍しく、イメージ映像では無くて本当に曲の内容に忠実に沿った映像となっております。是非、和訳部分と比較しながら聴いてみて下さい。

 

【オリジナルバージョン】


Billy Joel "Pianoman" Original Video

 

【リメイクバージョン】


Billy Joel - Piano Man

 

 また、リメイクバージョンのPVの最後にビル・マーティン(Bill Martin)という写真が出てきますが、これはビリー・ジョエルが別名で活動していた時の物のようです。その為、ジョンの友人として歌詞中に出てくるビル(Bill)という名前も、恐らくビル・マーティン、即ちビリー・ジョエル本人の事を指していると思われます。

 

 また、この曲はgleeでも2回使われており、1度目はシュー先生、及びシュー先生のかつてのグリー・クラブ仲間であるブライアンによって、2度目はブレインによって歌われています。2度目はビリー・ジョエル特集をやりたくて多少無理矢理シーンを作った感がありますが、1度目はかつて演芸の道を挫折し、ミュージカル俳優など見果てぬ夢だと諦めていたブライアンが、またその夢を取り戻すきっかけとなる曲として使われております。これは個人的にこのシーンで使用されるべき曲としては、最高のチョイスじゃないかなと思います。また、ブライアン役のニール・パトリック・ハリス(Neil Patrick Harris)の歌いっぷりもいいですね~


 

 

【1度目:シュー先生&ブライアン】


Pianoman - glee (Neil Patrick Harris & Matthew Morrison)

 

【2度目:ブレイン】


Glee - Piano Man (Full Perfomance) HD

 

訳、言葉について

 老人が飲んでいるジントニック、これは本当はgin and tonicと呼びますが、shuffles inとの韻踏みを考慮し、tonic and ginと逆にしたのでしょうね。

 

 老人の言葉にあったhow it goesは、イメージとしては「今という状況がどこかに行く方法」と捉えればいいかなと思います。つまり、状況を変えるとか、気持ちを切り替えるとか、そういった意味になるのだと思います。

 

 ポールの職業として出てきたreal estate novelistですが、real estateは「不動産」という名詞だけでなく「不動産売買を行う」という形容詞的役割にも使えるそうです。なので、「不動産を売買する小説家」となります。きっと、本業は不動産業者で、その一方で小説家紛いの執筆活動を行っているのではないかなと思います。もっとも本人としては、小説家こそが本業で、ただそれだけだと食っていけないので、不動産の売買で生活費を得ているということでしょうけれどね。

 

 演奏後のシーンでput bread in my jarとありますが、このbreadは「パン」ではなく「お金」の意味合いになります。日本でもお金稼ぐことを「飯を食っていく」という表現があるように、英語ではbreadという言葉に、このニュアンスを持たせているようです。なので、ここで言うbreadは、チップだとかおひねりと言った意味合いで捉えれば良いかなと思います。

 

 最後に観客の言ったWhat are you doing here?は「なんでこんな所にいるんだい?」というニュアンスで使われるもので、日常ではどこかで偶然ばったり知り合いに出会った際によく使われる言葉です。しかし、このシチュエーションでは「あんたぐらいの腕前の人が、なんでこんな所で歌っているんだい?」という褒め言葉でしょうね。

 ……まあ、逆に「その程度の腕前で、何でここで歌えているんだ?」という痛烈なクレームの可能性も無いわけではないのですが、それまでのシチュエーションからしてそれは無いかなと思います。※余談ですが、もし本当にクレームだとしたら、前述のbreadは本当に食べかけのパンをお代の箱にぶち込まれているかもしれませんね(笑)

livedoor プロフィール
関連アーティスト検索
検索