さて、この曲はなんて言ってるのだろう

英語は苦手ですが、洋楽を和訳しながらあれこれ意味を調べたり考えたりするのは好きなので、その勢いで書いています。
意訳と偏見だらけですが、ご容赦ください。

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Hark! The Herald Angels Sing / Traditional

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Lyrics&約

Hark! the herald angels sing

"Glory to the newborn King!"

Peace on earth, and mercy mild

God and sinners reconciled

 

聴け!天の使いの紡ぐ御歌を

新たな王に栄光あれ

地は安寧と慈悲に覆われ

咎人と神は歩み寄らん

 

Joyful, all ye nations, rise

Join the triumph of the skies

With th' angelic host proclaim

"Christ is born in Bethlehem."

Hark! the herald angels sing

"Glory to the newborn King!"

 

慶び満ちて諸人こぞれ

天の凱旋を共に参れ

聖なる宣主の声を刻め

主はベツヘレムでお生まれになった

聴け!天の使いの紡ぐ御歌を

新たな王に栄光あれ

 

Christ, by highest heaven adored

Christ, the everlasting Lord

Late in time behold him come

Offspring of the favored one

 

天の寵愛受けしキリスト

永遠に我らを導くキリスト

来たる時、彼の来たるを見給え

愛されし者の子の御姿を

 

Veiled in flesh, the Godhead see

Hail, th' incarnate Deity

Pleased, as man, with men to dwell

Jesus, our Emmanuel!

Hark! the herald angels sing

"Glory to the newborn King!"

 

聖なる衣を纏いし御体

やあ、神はこの世に舞い降りん

この人の世にぞ住まわれん

神よ、我らが救世主よ

聴け!天の使いの紡ぐ御歌を

新たな王に栄光あれ

 

Hail! the heaven born Prince of peace!

Hail! the Son of Righteousness!

Light and life to all he brings

Risen with healing in his wings

 

やあ、天に生まれし王の子よ

やあ、聖なる意志を継ぐ子よ

命を導く彼に光を

彼の翼に、癒され登らん

 

Mild he lays his glory by

Born that man no more may die

Born to raise the sons of earth

Born to give them second birth

Hark! the herald angels sing

"Glory to the newborn King!"

 

穏やかにして栄なる光

御生まれになった。永遠に続く命を持って

御生まれになった。地の子、我等を導く為に

御生まれになった。新たな命を与える為に

聴け!天の使いの紡ぐ御歌を

新たな王に栄光あれ

 

この曲について

 キリストの誕生の喜びを歌った曲で、日本では「天には栄え(あめにはさかえ)」と題されている讃美歌の一つです。新たな人間の王の誕生により、人々が迷うこと無く導かれていく、その期待が大いに込められていますね。

 

 讃美歌は大抵そうですが、場面展開と言うものが全くと言って良い程無く、ただひたすら主を讃えているだけとなっております。ただ、その神聖なるものを讃える言葉のバラエティは非常に多いので、是非一度目を通して頂けたらなと思って御紹介しました。

 

 さて、この曲は1739年には既に詩としては存在していたようですが、それが1840年にイギリスで讃美歌として作られたそうです。原詩は本当はもう少し長いのですが、讃美歌として歌われる場合は今回ご紹介した部分までのみとなります。

 

 キリストの誕生を歌った歌なので、クリスマスキャロルとしてもよく使われており、カバーしているアーティストも多くいますので、讃美歌では無くカバーバージョンでお聴きになった方もいらっしゃるのではないかなと思います。


 
Hark the herald angels sing

 

Maraiah Careyバージョン

Mariah Carey - Hark! The Herald Angels Sing / Gloria (In Excelsis Deo) [audio]


Blackmore's Night バージョン

Blackmore's Night - Hark The Herald Angels Sing / Come All Ye Faithfull

訳、言葉について

 Hark は、口語ではあまり使われ無い言葉で「聴け」という時に使う言葉だそうです。

 

 Herald は、「使者」を意味する言葉です。ただ、日本語で Angel が既に「天使」と使者の意味を含んでいるので、Herald angels でまとめて「天使」で良いと思います。

 

 Everlasting は、「永遠に続く」とか「不朽」という意味の言葉です。

 

 Godhead、Deity は、どちらも「神性」とか「神格」という意味の言葉ですが、単にそのまま「神」の意味として使用することもあるようです。

 

 dwell は「住む」を意味する言葉です。Live も同じ意味で使うことが有りますが、こちらは「居を構える」点に重点を置いた言葉のようです。

 

 Emmanuel は男性の名前ですが、救世主という意味を持たせることも出来るようです。また、Wikipedia によると、語源を辿れば「神は我らと共に」という意味になる名前だそうです。

We Wish You A Merry Christmas / Traditional

We Wish You A Merry Christmas / Traditional

 

Lyrics&訳

We wish you a Merry Christmas

We wish you a Merry Christmas

We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year

 

良きクリスマスが訪れますよう

今年もあなたに

クリスマスが、そして新しい年が訪れますよう

 

Good tidings we bring to you and your kin

Good tidings for Christmas and a Happy New Year

 

良き流れが訪れますよう。あなたとあなたの大事な人に

良き流れでこのクリスマスを、新年をまた迎えられますよう

 

Oh, bring us a figgy pudding

Oh, bring us a figgy pudding

Oh, bring us a figgy pudding and a cup of good cheer

 

さあクリスマスプディングを私たちに

クリスマスの伝統の

イチジクでできたプディングを食べて、乾杯しましょう

 

Good tidings we bring to you and your kin

Good tidings for Christmas and a Happy New Year

 

良き出会いが訪れますよう。あなたとあなたの大事な人に

良き出会いでこのクリスマスを、新年をまた迎えられますよう

 

For we all like figgy pudding,
For we all like figgy pudding,
For we all like figgy pudding, so bring some out here

 

みんな大好きな

イチジクのプディング

クリスマスのプディングを、ここに一切れ持ってきてね

 

Good tidings we bring to you and your kin

Good tidings for Christmas and a Happy New Year

 

幸せな時が訪れますよう。あなたとあなたの大事な人に

幸せな時でこのクリスマスを、新年をまた迎えられますよう

 

We won't go until we get some

We won't go until we get some

We won't go until we get some, so bring some out here

 

僕らここを動かないよ

それを一切れ貰えるまでは

ずっとここを動かないよ。だから一切れ持ってきてね

 

Good tidings we bring to you and your kin

Good tidings for Christmas and a Happy New Year

 

素敵な一年が訪れますよう。あなたとあなたの大事な人に

素敵な一年でまたクリスマスと、次の年をまた迎えられますよう

 

We wish you a Merry Christmas

We wish you a Merry Christmas

We wish you a Merry Christmas and a Happy New Year

 

良きクリスマスが訪れますよう

来年もあなたに

クリスマスが、そしてまた次なる年が訪れますよう

 

この曲について

 日本でも最もポピュラーな部類に入るこのクリスマスキャロルですが、We wish your merry christmas の部分だけが有名で、それ以外の部分は御存知ない方も多いかもしれませんね。

 

 テーマは、良いクリスマスと新年が迎えられますようにという、一年を無事に終えて、また新たな年を無事に始められることの感謝です。そしてまた、来年も同じようにこの一時を迎えられますようにと言う祈りも込められているように思えます。

 

 さて、この曲は16世紀頃にイギリスで作られた曲とされています。子供から大人まで広く歌われており、また様々なアレンジを施されて今日まで歌い続けられています。また、Good tidings we bring ~ の部分は幾つか違うバージョンがあるようで、特にこれが正解と言うのも無いようです。


We Wish You a Merry Christmas with Lyrics | Christmas Carol & Song | Children Love to Sing

 

 このブログでも御紹介したことのあるエンヤ(Enya)もこの曲をリリースしており、彼女らしいとても厳かなバージョンで歌いあげています。


Enya - We Wish you a merry christmas

 

 また、先日も御紹介したブラックモアズナイト(Blackmore's Night)も、Winter Carol のCDの最後をこの曲で飾っています。


Blackmore's Night - We Wish You A Merry Christmas

 

訳、言葉について

 Wishは「願う」「望む」と訳されますが、どちらかというと「お祈り」に近いニュアンスで、切実さは余りなく「そうだったらいいね」という感じで使われます。

 

 Kin は、親戚という意味を持つ言葉のようですが、どうも古めの言葉のようですね。例文があまり見当たりませんでした。

 

 Figgy pudding はイチジクのプディングのことです。イギリスではクリスマスにプディングを食べるという伝統が有りますが、その代表的なものの一つがこれだそうです。

I Saw Three Ships / Blackmore's Night 他

I Saw Three Ships / Blackmore's Night

Lyrics&訳

I saw three ships come sailing in

On Christmas Day, on Christmas Day

I saw three ships come sailing in

On Christmas Day in the morning

 

三隻の船の来たるを我は見た

クリスマスの日、聖なるこの日に

三隻の船の来たるを我は見た

清きこの日の朝陽の中に

 

And what was in those ships all three

On Christmas Day, on Christmas Day?

And what was in those ships all three

On Christmas Day in the morning?

 

彼の船に乗るは何れの者か

クリスマスの日、聖なるこの日に

彼の船に乗るは何れの者か

清きこの日の朝陽の中の

 

The Virgin Mary and Christ were there

On Christmas Day, on Christmas Day

The Virgin Mary and Christ were there

On Christmas Day in the morning

 

居わすは聖母マリアとキリストなるぞ

クリスマスの日、聖なるこの日に

居わすは聖母マリアとキリストなるぞ

清きこの日の朝陽の中に

 

Pray, wither sailed those ships all three

On Christmas Day, on Christmas Day

Pray, wither sailed those ships all three

On Christmas Day in the morning

 

祈れ、朽ちぬべきかな彼の三隻は

クリスマスの日、聖なるこの日

祈れ、朽ちぬべきかな彼の三隻は

清きこの日の朝陽の中で

 

O they sailed into Bethlehem

On Christmas Day, on Christmas Day

O they sailed into Bethlehem

On Christmas Day in the morning

 

おお、彼の船はベツヘレムへと辿り着かん

クリスマスの日、聖なるこの日

おお、彼の船はベツヘレムへと辿り着かん

清きこの日の朝陽と共に

 

And all the bells on earth shall ring

On Christmas Day, on Christmas Day

And all the bells on earth shall ring

On Christmas Day in the morning

 

大地の鐘ぞ鳴り響かん

クリスマスの日、聖なるこの日

大地の鐘ぞ鳴り響かん

清きこの日の朝陽の中で

 

And all the Angels in Heaven shall sing

On Christmas Day, on Christmas Day

And all the Angels in Heaven shall sing

On Christmas Day in the morning

 

天の御使いぞここに歌わん

クリスマスの日、聖なるこの日

天の御使いぞここに歌わん

清きこの日の朝陽の中で

 

And all the souls on earth shall sing

On Christmas Day, on Christmas Day

And all the souls on earth shall sing

On Christmas Day in the morning

 

普く御魂ぞここに歌わん

クリスマスの日、聖なるこの日

普く御魂ぞここに歌わん

清きこの日の朝陽の中で

 

Then let us all rejoice again

On Christmas Day, on Christmas Day

Then let us all rejoice again

On Christmas Day in the morning

 

讃える慶びを再び我らに

クリスマスの日、聖なるこの日

讃える喜びを再び我らに

清きこの日の朝陽の中で

 

この曲について

 主にイギリスで歌われることの多い、古い歴史を持つクリスマスキャロルで、遡ると作られたのは17世紀の事だそうです。


  この曲では、三隻の朽ちかけた船に聖母マリアとキリストが乗っており、彼らがベツヘレムへと向かう様子が描かれております。一見、聖書の中の1シーンにも思えるのですが、聖書に具体的にこのエピソードが描かれている訳ではないようです。

 

 ただ、ベツヘレムは福音書によってはキリスト生誕の土地とされており、この街の厩で聖母マリアがキリストを産んだとされています。その為、この船に乗っている聖母マリアとキリストというのは、実際はキリストを身籠った聖母マリアと言うことになるのかもしれませんね。なので、キリスト生誕の少し前のエピソードなのかもしれません。(ただ、そう考えると Christmas day という言葉は相応しくないようにも思えるのですが……)

 

 さて、この曲は前述の通り17世紀には既に存在していた曲のようで、現代では童謡を初めとして色んな方に歌われています。ここ数年ですと、このブログでも御紹介したことのあるブラックモアズ・ナイト(Blackmore's Night)が歌ったバージョンが手に入れ易い音源と思われます。(全詞は歌っていませんが)


Blackmore's Night - I Saw Three Ships

 

 日本ではあまりメジャーでは無いかもしれませんが、昨年何故かセブンイレブンでこの曲がかかっていた時期が有りまして、なかなか通な選曲だなぁ等と思った記憶が有ります。

 

訳、言葉について

 wither は、しぼむとか、弱っているという意味の言葉です。今回は船と言う物体に使われているので、老朽化してボロボロな様子を指すのではないかなと思います。

 

 O they ~ という表現が有りますが、この O は感嘆を意味する言葉として使うようです。日本で言う「おお」と同じ意味で捉えて良いようですね。

 

 今回はっきりと分からなかった言葉が2つありまして、一つはearthです。聖書の時代は地動説の概念が無かったはずなので、earth と言った時に、それは現代で言う地球のイメージでは無いのではないかなと思われます。と言うか、この曲が作られたとされる17世紀の時点でも、まだ現代ほど地動説が確固とした立場を形成していなかったため、この歌詞で言う earth は、もっと別の形をイメージするべきかもしれません。

 

 その上で、もう一つ分からなかったのが、All the bells on earth です。これが単に、地上にある鐘の事なのか、それともこの「鐘」が組み込まれた earth のモデル図があるのか、それとも神話のような類の物があるのかと言う点です。実際、これをタイトルとした本も出版されているようなのですが、洋書なので全部読むわけにもいかない(と言うか読めません(笑))ので、もしこの辺りの知識に明るい方がいらっしゃいましたら、お教えいただければと思います。

 

 なお、例によって古語っぽく書いていますが、雰囲気重視の出鱈目文法となっております(こら)

A Lover's Concerto / The Toys 他多数

A Lover's Concert / The Toys

 

Lyrics&訳

How gentle is the rain

That falls softly on the meadow

Birds high above in the trees

Serenade the flowers with their melodies oh oh oh

 

嗚呼、温もり深く優しい雨が

緑の大地に降り立っていく

木々の頂には鳥たちの歌

花ゆれる音は小夜曲の調べ

 

See there beyond the hill

The bright colors of the rainbow

Some magic from above

Made this day for us just to fall in love

 

あの丘にまで広がる景色

陽を受け煌めく鮮やかな虹

神様の気まぐれな奇蹟が

私達に恋する勇気を

 

Now I belong to you

From this day until forever

Just love me tenderly

And I'll give to you every part of me oh oh oh

 

今、貴方と共に在る

今日この日より、果つることなく

私を包む愛さえあれば

貴方に全てを捧げようと

 

Don't ever make me cry

Through long lonely nights without love

Be always true to me

Keep it stay in your heart eternally

 

どうぞ悲しみを奪い去って

心細い日、愛無き夜を

常に私に偽りの無き

今の貴方で在り続けていて

 

Someday we shall return

To this place upon the meadow

We'll walk out in the rain

Hear the birds above singing once again oh oh oh

 

今この時を忘れなきよう

この緑の大地に再び立とう

雨が終わりを知るまで歩こう

また鳥たちの歌が降るまで

 

You'll hold me in your arms

And say once again, you love me

And if your love is true

Everything will be just as wonderful

 

私をその腕で抱き留めて

そして今一度、愛していると

その言葉に偽り無ければ

世界は薔薇色で在り続ける

 

この曲について

 何というか、愛の讃歌の王道を行くような曲ですね。愛し合う二人がいて、そのお互いの想いにより世界が色鮮やかに彩られていくような、そんなイメージが浮かぶ気がします。

 

 ただ、愛の讃歌と書きましたが、この曲の歌詞からは愛し合う二人が強くイメージできるかと言うと、どうもそんな気がしません。確かにこの曲の主人公は二人の恋人なのでしょうけれど、この曲の焦点はその二人を祝福している世界のように思えます。

 

 優しく降る雨、広がる草原、鳥のさえずり、花の揺れる音、そして雨が上がって鮮やかに架かる虹。二人の世界を織り成す、これら一つ一つの全てから幸せがにじみ出ているような、そんな瑞々しさがこの曲の魅力ではないでしょうか。そしてこの二人の恋という主題を、様々な音色を持つ世界が盛り上げていくという、その様子こそがこの曲のタイトル「A Lover's Concerto(恋する者の協奏曲)」となるのかなと思います。
 なので是非、木、花、鳥等、これらが全て複数形のsをつけて表現されている点も、この曲をイメージするポイントに加えてみて下さい。

 

 さて、この曲は1965年にザ・トイズ(The Toys)によって初めて歌われたものですが、その後も様々な歌手によってカバーされており、日本でも広く歌われてきております。

 


 The Toys - Lovers Concerto - HQ

 

 また日本では、特に最近はサラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)のバージョンが良く知られているのではないかなと思います。

 Sarah Vaughan - A Lover's Concerto

 

 ところで、この曲を聴いて「あれ、この曲ってメヌエットって言うんじゃなかったっけ」と思われる方も多いのではないかなと思います。メヌエットはクリスティアン・ペツォールト(Christian Petzold)によって作られた曲で、音楽の教科書で「メヌエット ト長調」として習ったのではないかなと思います。(※なお、以前はバッハ(Bach)作曲と考えられていました)
 A Lover's Concertoはこの曲を元にして作られた曲とのことで、そんなバロック時代の曲調を源流にしている為か、主人公となる恋人二人も「女と男」というよりは「貴婦人と殿方」といった出で立ちが思い起こされます(僕だけでしょうか……)。たまにはこんな、麗らかなラブソングも良いですね。

 

訳、言葉について

 Serenadeは、日本でもほぼそのままローマ字読みでセレナーデと言いますが、小夜曲と訳せます。元は恋人の家の前で恋人を讃える歌の事で、その後オーケストラの楽曲の一形態の呼称となったそうですが、今回は単純に前者の意味で捉えればいいのではないかと思います。

 

 Until foreverは、直訳すれば「永遠まで」となりますが、つまりは「終わりはいつまでも来ない」と言うニュアンスで捉えればいいのではないかと思われます。

 

 一点疑問だったのは、I'll give to you every part of me です。 これ、普通に考えれば to なんか付けずに、 I'll give you every part of me とすればいいんじゃないかと思うのですが、どのようなニュアンスの違いがあるんでしょうね。

Winter Wonderland / Richard Himber 他多数

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Lyrics&訳

Sleigh bells ring, are you listening?

In the lane, snow is glistening

A beautiful sight,

We're happy tonight

Walking in a winter wonderland

 

ソリの鈴の音が聴こえるかい?

道は雪で煌めいているよ

素晴らしい景色に

これだけ幸せな今宵

さあ、夢の銀世界を歩こうじゃないか

 

Gone away, is the blue bird

Here to stay, is the new bird

He sings a love song,

As we go along

Walking in a winter wonderland

 

青い鳥は行ってしまったわ

でもほら、新しい鳥がやってきた

愛の歌をさえずってくれる

私たちがずっと一緒にねって

さあ、夢の銀世界を歩きましょう

 

In the meadow we can build a snowman

And pretend that he is Parson Brown

He'll say are you married, we'll say no man

But you can do the job when you're in town

 

これだけ積もったら雪だるまが作れるね

そうしたら彼はさしずめナントカ牧師ってところかな

そうね。彼に御夫婦ですかって訊かれたら「違うわ」って言うけど

「でも今度お仕事お願いね。あなたが街に居るうちに」なんてね

 

Later on, we'll conspire

As we dream by the fire

To face unafraid

The plans that we've made

Walking in a winter wonderland

 

その後で、一緒に話しましょう

暖炉の傍で、二人のこれからを

もう恐れることはないね

僕らの望んだ時が来たことに

さあ、夢の銀世界を抜けて帰ろう

 

Sleigh bells ringing, are you listening?

In the lane, snow is glistening

A beautiful sight, we're happy tonight

Walking in a winter wonderland

 

ソリの鈴の音が聴こえてる?

道は雪で煌めいているわ

素晴らしい眺め

幸せな夜

さあ、夢の銀世界を歩きましょう

 

Gone away, is the blue bird

Here to stay, is the new bird

He sings a love a song

As we go along

Walking in a winter wonderland

 

青い鳥は去ってしまったね

でもほら、新しい鳥ならここにいる

愛の調べをさえずって

僕たちを祝福しているよ

さあ、夢の銀世界を歩いて帰ろう

 

In the meadow we can build a snowman

And pretend that he's a circus clown

We'll have lots of fun with Mr. Snowman

Until the other kiddies knock him down

 

雪だるまの為にあるような雪原よ

そうね、ピエロみたいに作ってみようかしら

いいね。彼と一緒なら楽しいだろうね

子供が壊しちゃっても、また二人きりになれるしね

 

When it snows, ain't it thrilling

Though your nose, gets a chilling

We'll frolic and play

The Eskimo way

Walking in a winter wonderland

Walking in a winter wonderland

 

雪が降っても、ちっとも怖くないよ

あなたの鼻が凍えちゃってもね

はしゃいじゃおうよ

なんだかエスキモーみたいね

夢の銀世界の歩きながら

夢の銀世界を二人並んで

 

この曲について

 バカップルの歌ですね。そうとしか形容のしようがありません。「見てごらん、雪だよハニー」「ほんと、何て素敵なのダーリン」とアハハウフフしている、そんな曲です。

 

 もう何というか、当時の時代背景は良く解かりませんが、少なくとも今聴く限りではのーてんきなラブソングにしか聞こえません(笑)。歌っているのは一面の銀世界ですが、それが丸ごと二人だけの世界になっていて、もはや周りなんか見えちゃいません。それぐらい、盛り上がっている二人が描かれています。なんせ、その辺にいる鳥たちをして、自分達を祝福するラブソングを歌ってくれていると思っている訳ですから、ホントおめでたい二人ですね。

 

 まさかいい歳した大人が「よし、雪だるまを作ろう」も無いもんですが、しかもその雪だるまを牧師さんに見立てて、「あなたが溶けて無くならないうちに、私たち結ばれちゃうかもでーす♪」と来たもんで、まあ、死んでしまえばいいんじゃないかと思います。子供達に雪だるまを蹴り倒されると同時に、この人たちも一度蹴り飛ばされた方がいいんじゃないですかね。

 

 しかし流石というかなんというか、昔ながらの曲だけあって、やっぱり韻は拘って踏まれているように思えますね。曲から見えるシチュエーションは、現在においてはちょっとアレな気もしますが、古き良き時代を思い起こさせる曲では無いかなと思います。 

 

 さて、この曲は1934年に作られた曲のようです。ウィンターソングの定番中の定番で、歌ったアーティストも数知れません。日本でも毎年クリスマスの時期になると何かしら何処かしらで流れているので、多分聴いたことが無い人を探す方が難しいのではないかなと思います。ただ、実際は内容の通り、クリスマスに限らない冬の歌ですね。

 

 一応、最初のレコーディングはリチャード・ヒンバーとホテル・リッツカートン・オーケストラ(Richard Himber and Hotel Ritz-Carlton Orchestra)という方によるものらしいです。YouTubeにもありました。

 


Richard Himber and Hotel Ritz-Carlton Orchestra - Winter Wonderland

 

 また、以前Little Dummer Boyの時にPentatonixを紹介しましたが、彼らも歌っていますので、こちらもご紹介(Don't Worry Be Happyとのマッシュアップです)

 


[Official Video] Winter Wonderland/Don’t Worry Be Happy - Pentatonix (ft Tori Kelly)

 

 しかしそれにしても・・・これから、毎年この曲を聴く度に、ハイテンションで手の付けられないカップルのイメージがちらつきそうです・・・

 

訳、言葉について

 雪だるまの見立てのところで、Parson Brownという名前が出てきます。直訳すると、ブラウン牧師ですが、このブラウンというのは単なる名前ではなく、日本で言うところの名無しの権兵衛の「権兵衛」に近いニュアンスをもった言葉らしいです。つまり、「名前は解からないけど、とにかく牧師さん」という時に使われていたそうです。(今となっては大分時代遅れの言葉らしいですが)

 

 また、同じく雪だるまのシーンのclownは、crown(冠)と混同しがちですが、こちらはピエロの事です。英語にもpierrotという単語は有りますが、日本で言うところのピエロを指す場合、このclownが使われることが一般的のようです。

 

 雪だるまのシーンの解説ばかり続きますが、雪だるまが壊される描写Until the other kiddies knock him downは、歌詞によってはUntil the other kiddies knock them downとしている場合もあります。つまり、雪だるまが複数あるということになりますね。しかし、ただでさえいい歳こいた大人二人だけで雪だるまを作るというのもワンダー過ぎるのに、これまた飽きもせずに何個も雪だるまを作っているとなると、最早ホラーです。せめて一つで有って欲しいという願いを込めて、himの方でご紹介しました。

プロフィール

笹森茂樹

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