Work From Home / Fifth Harmony

 

Lyrics&訳

I ain't worried 'bout nothin', I ain't wearin' na nada

I'm sittin' pretty, impatient, but I know you gotta

Put in them hours, I'mma make it harder

I'm sending pic after picture, I'mma get you fired

 

何にも気にしちゃいないの。何にも着てないけどさ

安泰よ。っていうか隔離患者。でもいつもそう。あなたは

またシフトを入れてるに決まってる。いい加減にして

あの写真を何度も送るの。いっそクビになればいい

 

I know you're always on the night shift

But I can't stand these nights alone

And I don't need no explanation

'Cause baby, you're the boss at home

 

いつも夜の仕事なのは分かってる

でももう一人の夜なんてイヤなの

言い訳なんて聞きたくもない

よく考えて、家じゃあなたが一番エラいの

 

You don't gotta go to work, work, work, work, work, work, work

But you gotta put in work, work, work, work, work, work, work

You don't gotta go to work, work, work, work, work, work, work

Let my body do the work, work, work, work, work, work, work, work

We can work from home, oh, oh, oh-oh

We can work from home, oh, oh, oh-oh

 

行く必要あるの、シゴトに……シゴトに……

でもまた忙しいんでしょ、シゴトで……シゴトで……

行かなくてもあるでしょ、シゴトが……シゴトが……

私にもさせてよ、シゴトを……シゴトを……

家でできるじゃない。シゴトは……

私とできるじゃない。シゴトは……

 

Let's put it into motion, I'mma give you a promotion

I'll make it feel like a vacay, turn the bed into an ocean

We don't need nobody, I just need your body

Nothin' but sheets in between us, ain't no getting off early

 

その気を見せてよ。出世だって考えてあげる

私って言う長期休暇に、ベッドって言うビーチで過ごすの

誰もいらない。ただあなたがいればいいの

シーツ以外何も無いの、早退なんて認めないわ

 

I know you're always on the night shift

But I can't stand these nights alone

And I don't need no explanation

'Cause baby, you're the boss at home

 

夜の仕事なんて分かってる

でももう、独りの夜は限界なの

言い訳なんてどうでもいい

だってそうでしょ。家じゃあなたが主でしょ

 

You don't gotta go to work, work, work, work, work, work, work

But you gotta put in work, work, work, work, work, work, work

You don't gotta go to work, work, work, work, work, work, work

Let my body do the work, work, work, work, work, work, work, work

We can work from home, oh, oh, oh-oh

We can work from home, oh, oh, oh-oh

 

行く必要あるの、シゴトに……シゴトに……

でもまた忙しいんでしょ、シゴトで……シゴトで……

行かなくてもあるでしょ、シゴトが……シゴトが……

私にもさせてよ、シゴトを……シゴトを……

家でできるじゃない。シゴトは……

私とできるじゃない。シゴトは……

 

Girl, go to work for me

Can you make it clap, no hands for me?

Take it to the ground, pick it up for me

Look back at it all over me

Put in work like my timesheet

She ride it like a '63

I'mma buy her no Celine

Let her ride in a foreign with me

 

さあ、おシゴト始めようぜ

イイ音鳴らせるか?手のコトじゃねぇぜ

ソイツを下げたり上げたりすりゃいいんだ

俺の上で振り返ってな

俺と同じくらいシゴト入れろって

63年式がお好みのアイツだ

買ってやるのはセリーヌのバッグじゃねぇ

外車でドライブさせてやるのさ。俺を乗せてな

 

Oh, she the bae, I'm her boo

And she down to break the rules

Ride or die, she gon' go

I won't judge, she finesse

I pipe up, she take that

Putting overtime on your body

 

アイツは俺ので、俺はヤツのだ

酒かっくらってオキテ破りのアイツ

ノるかソるか、そう言うヤツさ

悪ぃとは言わねぇ。ベテランだしな

俺は歌う、アイツ受け取る

さあ、お前の身体で残業といくか

 

You don't gotta go to work, work, work, work, work, work, work

But you gotta put in work, work, work, work, work, work, work

You don't gotta go to work, work, work, work, work, work, work

Let my body do the work, work, work, work, work, work, work, work

We can work from home, oh, oh, oh-oh

We can work from home, oh, oh, oh-oh

Yeah, we can work from home

Yeah, we can work from home

Yeah

 

行く必要あるの、シゴトに……シゴトに……

でもまた忙しいんでしょ、シゴトで……シゴトで……

行かなくてもあるでしょ、シゴトが……シゴトが……

私にもさせてよ、シゴトを……シゴトを……

家でできるじゃない。シゴトは……

二人でできるじゃない。シゴトは……

ねえ、家でいいじゃない、シゴトなら

二人ですればいいじゃない、シゴトなら

ねえ

 

この曲について

 最初は、普通に仕事から戻ってこない恋人に文句を言うという、いわゆる「私と仕事とどっちが大事なの?」という曲かなと思ったのですが、なんかちょっと違いましたね。

 

 曲の冒頭を見る限り、主人公は何か不自由を感じている訳ではないようです。しかし恋人は毎晩仕事に出かけている為、毎晩独りで過ごさなければならないことには大分不満を募らせているようです。いっそクビになってしまえば良いと思っているようですね。家ならあなたが私の上司なんだからとまで言ってます。

 

 そしてサビですが、ここでは Work が二つの意味を持ってますね。一つは仕事。そしてもう一つはおシゴト……自分との情事ですね。わざわざ外に出かけなくても、家にだってシゴトはあるでしょという、相手をちょっと寂しげに責めるような件になっています。

 

 そして2番では、自分の所で「働く」のなら、出世もバカンスも好きにできると、ヘッドハンティングみたいな言葉で恋人に呼びかけます。テーマが Work なので、こういった仕事に関する言葉が散りばめられているのもこの曲の楽しみ所の一つですね。

 

 ここまで読み進めたところで、「まあ、そうは言っても、いくら何でも仕事をそうそう簡単にやめるわけにもいかないでしょう」という気分にもさせられる歌詞なのですが、この後に続く恋人側のシーンと思われる、タイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)のパートで、思わぬ方向に状況が変わります。

 

 ここは「You」と「She」をどう読むかで違ってくるのですが、これまでの歌詞の流れからすると「You」はお客さん、「She」は主人公なのではないかと思われます。となると、どうもこの主人公の恋人の仕事というのも、自分の体を使って女性を悦ばせるといったもののようで……
 そうなるとこの男は、それで稼いだ金で、主人公に不自由ない生活を与えているというような構図でしょうか。冒頭で主人公が言っている、暮らしは安定しているけど、恋人は仕事をクビになってしまえば良い……という言葉も、ここまで読み進めると当初とは大分違った印象になりますね。

 

 ということでこの曲、最初は Work と言う言葉に「仕事」と「情事」二つの意味を持たせて対比させている点に楽しみ所がある曲……と思わせておいて、最後まで聴いてみると、実は最初から最後まで徹頭徹尾「情事」の意味で使われていたと判明する点が、本当の楽しみ所なのかなと思います。

 

 さて、この曲はフィフス・ハーモニー(Fifth Harmony)と、前述のタイ・ダラー・サインで歌われた曲で、2016年にリリースされています。このポツン、ポツンと水を打って波紋が広がるようなサウンドがとても心地よくて良いですね。


Fifth Harmony - Work from Home ft. Ty Dolla $ign

訳、言葉について

 タイトルに因んで、仕事に関係する言葉が多いですね。折角なので特集してみたいと思います。

 

 まず Fire ですが、特に受け身で使って「仕事をクビになる」という意味で使用されます。You're fired! は、アメリカの映画やドラマでも良く耳にする台詞です。

 

 Night shift は「夜勤」、もしくは「夜勤労働者」を指す言葉です。なお、通常勤務は Graveyard shift と言うそうです。

 

 Boss は既に日本語化していますが「上司」のことです。

 

 タイトルでもある Work from home は、「在宅勤務」のことを指します。昨今のインターネットとペーパーレスの普及により、わざわざオフィスに行かなくても自宅で働けるようになった為、注目されている勤務形態でもありますね。

 

 Promotion は、「昇進」「昇格」「出世」等を意味する言葉です。日常会話では「奨励する」とか「後押し」するという意味でも使えます。プロモーション・ビデオなどは後者の例ですね。

 

 Vacay は Vacation の口語表現で、「長期休暇」の意味となります。

 

 Get off early で「早く仕事を切り上げること」という意味になります。

 

 Put in work は「頑張って仕事をする」という意味です。また、別の意味で「裏の稼業に勤しむ」という意味で使われることもあるそうです。今回はどっちでしょうね~

 

 Timesheet は、日本では「タイムカード」と呼ばれるアレです。とは言っても、最近あるんでしょうか、アレ……

 

 Overtime は、日本ではおなじみ(?)の「残業」です。良く、日本人は自ら残業をするけれど、アメリカ人にはそんな考えはない……と言われてますが、その割にアメリカのドラマって結構、残業のシーン有りますよね?