Shooting Star / Owl City



Lyrics&訳

Close your tired eyes, relax and then

Count from 1 to 10 and open them

All these heavy thoughts will try to weigh you down

But not this time


疲れたかい。じゃあ目を閉じて、肩の力を抜いて

10まで数えてごらん。そしたら目を開けるんだ

色んな重たいものが、君達に圧し掛かろうとするだろうけど

今夜はそうはならないよ


Way up in the air, you're finally free

And you can stay up there right next to me

All this gravity will try to pull you down

But not this time


あの道の先は分からない。でも、最後は君達の自由だ

登って行っていいんだよ。僕も隣についてる

あらゆる重力が、君達を引きずり降ろそうとするだろうけど

今夜はそうはならないよ


When the sun goes down and the lights burn out

Then it's time for you to shine

Brighter than a shooting star

So shine no matter where you are


あの陽が沈んで、世界の光が燃え尽きる時

そしたら、君達が輝く番だよ

流星よりも眩しくね

何処だろうと気にしなくていいんだ


Fill the darkest night with a brilliant light

'Cause it's time for you to shine

Brighter than a shooting star

So shine no matter where you are tonight


暗い夜を煌めく光で満たすんだ

光を放つのは君達だから

流星よりも力強くね

君達が今いる、そこで良いんだ。今夜だよ


Woah-oh, woah-oh, woah-oh


Brighter than a shooting star

Shine no matter where you are tonight


そうさ 君達なんだ 信じてごらん


流星の光も敵わない程

恐れないで輝くんだ。今夜


Gaze into my eyes when the fire starts

And fan the flames so hot it melts our hearts

Oh, the pouring rain will try to put it out

But not this time


僕の目をよく見て。もし炎が巻き起こったなら

熱く煽り立てて、僕らの心を溶かすほど燃やすんだ

きっと降り注ぐ雨が消そうとするだろうけど

今夜はそうはならないよ


Let your colors burn and brightly burst

Into a million sparks that all disperse

And illuminate a world that'll try to bring you down

But not this time


君らのもつ色、燃やして派手に弾けさせよう

撒き散らされた幾億の火花を彩るんだ

そして世界を色鮮やかに照らすんだ。彼らは君達に冷たいかもしれないけど

今夜はそうはならないよ


When the sun goes down and the lights burn out

Then it's time for you to shine

Brighter than a shooting star

So shine no matter where you are


太陽が彼方に消えて、世界から光が失われたら

それこそ君らの輝く時だよ

流星にも負けない程にね

ためらう必要はどこにもないんだ


Fill the darkest night with a brilliant light

'Cause it's time for you to shine

Brighter than a shooting star

So shine no matter where you are tonight


この闇の中を、溢れる光で照らすんだ

そうさ、輝くのは君達なんだ

流星よりも鮮やかに

何処に居たって輝ける筈さ。今夜ね


Woah-oh, woah-oh, woah-oh


Brighter than a shooting star

Shine no matter where you are tonight


恐れないで 大丈夫 勇気を出して


流星の光も超えられる

誰の目も気にすることなんてない。今夜なんだ


A thousand heart beats beat in time

It makes this dark planet come alive

So when the lights flicker out tonight

You gotta shine


同じリズムを刻む幾千の鼓動が

闇が満たすこの星に息吹を与えるんだ

さあ、世界の光が瞬き消えたなら

光を与えるのは君達じゃなきゃ


When the sun goes down and the lights burn out

Then it's time for you to shine

Brighter than a shooting star

So shine no matter where you are


さあ、いま太陽が落ちて世界から光が失われるよ

君達が光を放つ時が来たんだ

流星の光すら敵わない程にね

もう迷っている場合じゃない


Fill the darkest night with a brilliant light

'Cause it's time for you to shine

Brighter than a shooting star

So shine no matter where you are tonight


この何も見えない夜を君らの輝きでいっぱいにするんだ

そうだろ、君達こそが光なんだ

流星の光じゃ皆は照らせない

何処に居ようと君達の光が必要なんだ、今夜


Woah-oh, woah-oh, woah-oh


Brighter than a shooting star

So shine no matter where you are tonight.


もう迷わなくていい 自分を信じて 自分の光を信じて


流星の光すら飲み込んで

今夜、思いっきり輝けばいいんだ

この曲について

 突然のブログの移転となり、申し訳ありませんでした。そしてまた、引き続きよろしくお願いいたします。

 この曲を聴いて、一通り歌詞を読んでみたところでぱっとイメージできたのは、うまく自分自身の持つ良い部分を発揮できずにもやもやしている少年少女でした。それは普段、何かに遠慮したり、周りの空気を読んだりしての事なのだと思います。そして、そんな彼らを勇気づけ、迷いを取り払ってあげようとするのがこの曲かなと思います。


 「やりたいことをやりたいけど周りからは喜ばれない」「自分の道を行きたいけど周りに引き留められる」「一生懸命やったところで周りは冷やかすばかり」……そんな少年少女の思惑や諦めを、この歌い手は先回りして理解しています。そしてその上で、今夜だけは違うはずと彼らを励まし、そしてその人だけが持つ個性や能力や才能といったものを信じているように思えます。そしてそれは、流星よりもずっと人の心を打つことができるんだよという、そんな曲だと思います。

 ただ、Shooting Starと言えば、どちらかと言うとひとすじの流れ星のイメージなので、初めはこの曲のyouは単数、つまり1人として訳していました。恐らくそれはそれで問題なく、むしろこの曲のメッセージを受け取る聴き手側に回った場合は、そちらのイメージの方が良いのではないかなと思います。

 しかし客観的に見た場合、A thousand heart beatsという言葉や、your colorではなくyour colorsと書かれた部分があることから、実際のところyouは複数人(少なくとも1000人)と思われます。なので、誰か別の人にこの曲の情景を伝えるなら、彼らが一斉に街のあちこちで眩い光を放っているイメージを作る方が相応しく思えました。その為、今回は訳上ではyouは「君ら」「君達」にしてみましたが、どうでしょう。


 さて、この曲は2012年にアウル・シティー(Owl City)によってリリースされた曲で、アルバム「The Midsummer Station」に収録されています。日本でのアウル・シティーの知名度は良く分からないのですが、カーリー・レイ・ジェプセン(Carly Rae Jepsen) とのコラボレーションで歌われたGood Timeは皆さんご存知かと思います。
 また、SEKAI NO OWARIファンの方は、Tokyoという曲でコラボレーションされているので良くご存知かもしれませんね。


Owl City - Shooting Star


 個人的なイメージでは、アウル・シティーは物静かで幻想的な曲……それこそ沢山のフクロウ(Owl)が、静かに並んでたたずんでるようなイメージが強かったので、この曲は凄く新鮮に感じました。(いや、ファーストアルバムを改めて頭から聴いてみたら、むしろポップな曲の方が多かったですが)
 これを機にファーストアルバムちゃんと買おうかなぁ。

訳、言葉について

 頻繁に出てくる「Not this time」ですが、これは普段使いでは「今回はやめとく」とか「今日は気が乗らない」といった感じで使います。同じ言い回しで「Not today」ということもあります。
なので、最初にこのフレーズが出てきたところを例にすると、「色んなものが君に圧し掛かろうとするだろう→でも(それらは)今はやめとくだろう」といった感じの捉え方になるのではないかなと思われます。

 今回つまずいたのは、1番に出てくる「Way up in the air」です。Wayは問題ないのですが、後ろの「up in the air」は全く違う3つの意味を持っていまして


1:空の上

2:ぼんやりとしていてはっきりしないこと

3:幸福の場所

 ……さて、今回どれで訳してもその先の言葉と矛盾しません。その為、捉え方でシチュエーションが変わってしまうので、どうしたものかと悩んだのですが……今回はとりあえず3つ全部ミックスして、「空に向かう道の先には望むものがあると思われる。けれど、まだそのゴールがはっきりと見えている訳ではない」というニュアンスにしてしまいました。どっちつかずで申し訳ないです……

 また同じ場所に「You can stay up there」とあります。直訳すれば、「君はその上側にいることができる」、つまり「君はあそこに辿り着けるよ」となります。しかし、canは「~が出来る」というニュアンスの他に「~しても良いよ」という捉え方も出来ます。僕は、この曲のイメージは「みんな素晴らしいものを持っているのに、あえて自らそれを抑え込んでいる」だと感じましたので、訳上では「あそこまで辿り着いていいんだよ」と、背中を押すようなニュアンスにしました。


 2番が終わった後のCメロ部の最初にin timeとありますが、これも大きく分けて二つの意味を持つ言葉です。


1:やがて

2:時間・タイミングに合わせて


 今回は、1000の鼓動が一斉に同じリズムで動いている方が絵になるので、2番の方で解釈しています。(1番の場合、多分willとかgoing toとセットになるでしょうしね)