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Lyrics&訳

It came into my dreams last night

A great big man in red and white

He told me that it's gonna be

A special year for you and me

Underneath the mistletoe

Hold me tight and kiss me slow

The snow is high, so come inside

I wanna hear you say to me

 

昨日、夢の中に現れたの

大きくて赤くて白い人

彼、こう言ったの。多分きっと

二人にとって素晴らしい年になるって

ヤドリギの木の下で

ギュッと抱きしめられてそっとキスして

外はすごい雪で、部屋の中に舞い込んで

あなたの一言をじっと待つの

 

It's a very very merry merry Christmas

Gonna party on till Santa grants my wishes

Got my halo on, I know what I want: It's who I'm with

It's an extraordinary merry Christmas

 

とってもとっても素敵で楽しいクリスマス

サンタがお願いを聞いてくれるまで楽しみましょう

私の天使様、そう、もう分かってるわ。それが誰だかね

今日は、いつもと違うクリスマス!

 

It doesn't come as a surprise

Who's been naughty, who's been nice

There's someone here for everyone

Another year has just begun

Silent night, not in sight

Sleigh bells ring until the bright

Hearts explode, here we go

It's all right there inside your eyes

 

突然やってくるわけじゃない

いたずら好きの奴に、イケてる奴

そんなアイツが皆に会いに来てくれてるんだ

そう、新しい年はもうすぐだ

静かな夜なんてここにはない

一晩中ソリのベルを鳴らして

心臓がハジケそう。さあ、またこの時が来た

目に映るもの全てがサイコーだ!

 

It's a very very merry merry Christmas (Even better than the one before)

Gonna party on till Santa grants my wishes (Think he's knocking on my front door)

Got my halo on, I know what I want:It's who I'm with (It's who I'm with)

It's an extraordinary merry Christmas

 

最高に最高に素敵で楽しいクリスマス(去年もモチロン良かったけどね)

サンタがお願いを聞いてくれるまで楽しもう(もうすぐそこまで来ているかもね)

僕の天使様、そう、もう分かってるんだ。それが誰だかね

今日は、いつもと違うクリスマス!

 

Won't you meet me by the tree?

Slip away so secretly

Can't you see how this could be

The greatest gift of all?

 

あの木の下で会えないかな

ちょっとコッソリ抜け出してさ

君にはこれが見えないかな

全部ステキなプレゼントなんだ

 

It's a very very merry merry Christmas (Even better than the one before)

Gonna stay with you till Santa grants my wishes (Think he's knocking on my front door)

Got my halo on, I know what I want: It's who I'm with (It's who I'm with)

It's an extraordinary merry

 

最高に最強に素敵で楽しいクリスマス(去年なんかよりもずっとずっと)

サンタがお願いを聞いてくれるまでここにいよう(きっとすぐそこまで来ているよ)

僕の天使様、もう間違いない。それが誰かってね

今年は、いつもと違う!

 

Very very merry merry Christmas (Even better than the one before)

Gonna party on till Santa grants my wishes (Think he's knocking on my front door)

Got my halo on, I know what I want: It's who I'm with (It's who I'm with)

It's an extraordinary merry Christmas (Even better than the one before)

It's a very very merry merry Christmas (Even better than the one before)

It's an extraordinary merry Christmas

 

これ以上ないってくらい最高のクリスマス(去年のにも絶対負けない)

サンタさん、お願い聞いてくれないともっとハジケちゃうよ(もうドアの前まで来ているんでしょ)

私の運命の人。ずっと求めてた人。今私の目の前にいるの

今年は一味も二味も違うクリスマス(去年とは全然違うの)

最強に最高で究極に特別なクリスマス(去年なんか目じゃないさ)

誰にもマネできない素敵なクリスマス!

  

この曲について

 毎年クリスマスは訪れるけれど、今年はその中でも特別なクリスマス。だって自分の運命の人が誰だったか分かっちゃったんだから!という曲だと思います。

 高校生の恋人たちのクリスマスらしく、とてもファンタジックで、でもノリの良い内容ですね。夢の中で、サンタクロースが現れて、運命の人に会えると予言されたり、サンタが来るまでパーティーで騒いだりと、とりとめのない程にテンションの高さが伺えます。

 

 曲の1番にて、夢の中のヤドリギの下で相手に抱きしめられるシーンが有りますが、ここはレイチェル(女性パート)で歌われているのに対し、曲の後半ではブレイン(男性パート)が、相手をあの木の下で会えないかなと誘います。この木は当然ヤドリギの事でしょうね。夢の中の出来事が本当になるという、何とも魔法のような瞬間ですが、クリスマスなんだからそんなの奇蹟はあってもいいですよね。

 

 クリスマスの曲と言うと、ジングルベルのような子供向けの曲を除くと、結構しんみりしていたり、実は失恋の曲だったり、戦争と絡んでいたりする曲が意外に多く、今年記載してきたクリスマスソングもそういった物ばかりでしたが、この曲に関しては一切そういったものとは関係ないですね。ひたすら楽しくハッピーな曲となっています。

 

 この曲は男女デュエットなので、サビの部分を男女交互に歌っているところを想像すると、より一層楽しいクリスマスの風景が思い描けるのではないかなと思います。(実際はサビは一緒に歌っていますけど)

 

 さて、この曲は2011年にアメリカのFOXのドラマ、gleeのシーズン3で歌われたクリスマスソングです。何気にシーズン3では唯一のgleeオリジナルソングとなります。

 折角のクリスマスなのに、皆がイマイチ押しの弱い、暗かったり物静かだったりする曲ばっかり歌うもので不満を漏らすアーティに、レイチェルとブレインが披露した曲で、

この曲を境にドラマの中もだんだんノリが良くなっていきます。

 


Glee - Extraordinary Merry Christmas (Full Performance) 3x10

 

 それにしても、歌詞には「去年よりもっと楽しいクリスマス」と合いの手が入りますが、よく考えるとこの年の前のgleeのクリスマスと言えば、おばさんの先生から靴を投げられるわ、フィンとレイチェルは気まずいわ、スー先生にツリーをズタズタにされるわで、ろくなことが無かったように思うのですが……。それに比べると、この年のgleeの皆は本当に楽しそうですね。勿論楽しいだけじゃなく、世の中の経済格差という問題にもちゃんと目を向けていますが、総じて充実したクリスマスになっていましたね。

 

訳、言葉について

 この曲のタイトルにもなっているExtraordinaryですが、これは「特別な」というニュアンスの他に「風変わりな」「突拍子もない」という意味があります。うーん、個性派揃いのgleeにはぴったりなクリスマスですね。

 

 my haloをどう捉えようかと思ったのですが、まずhaloは後光の事です。直訳すると、my haloでは私の後光となり、普通は自分の背後から光が射していることになるのではないかなと思いますが、恐らくこの曲においては、halo=「自分の目の前に現れた、後光の射している眩しい人」という意味合いがあると思われます。つまり、運命の人とか、自分だけの女神様とか、白馬に乗った王子様(古)のようなニュアンスで捉えれば良いのではないかなと思います。

 ※余談ですが、心理学で「恋は盲目」の状態をhalo効果と呼びます。ニュアンスの理解の一助になればと

 

 あと、Who's been naughty, who's been niceが良く分かっていません。直訳すれば「いたずら好きな人、良い感じの人」となりますが、これが歌詞の前後とどう関係するのかが今一つ読めませんでした。そういった仲間の事を指しているのか、或いは1年という物を擬人化して表現しているのか……

 

 なお、この後に続くのThere's someone hereのsomeoneは、ちょっと特別な人とかスペシャルゲストのようなニュアンスを含んでいると思います。英語でsomeを使う場合「具体的に特定はしないけど、良い感じの何か」という意味が根底に含まれるようです。(結婚式のSomething fourなんかが良い例ですね)そう考えると、やっぱり1年を擬人化してるんでしょうか……ってことで、訳もその方向で訳してみました。間違ってたらゴメンナサイ。