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Lyrics&訳

I'm afraid of the dark

'Specially when I'm in a park

And there's no-one else around

Ooh, I get the shivers

 

私、暗闇が苦手なの

公園にいる時なんかは特にね

で、周りには誰もいなかったりしてね

ああやだ、寒気がしてきた

 

I don't want to see a ghost

It's a sight that I fear most

I'd rather have a piece of toast

And watch the evening news

 

お化けなんか本当ゴメンだわ

一番苦手。一生見たくない

それならいっそ、パンでもかじりながら

つまんない夜のニュースでも見てるほうがマシよ

 

Life, oh life, oh life, oh life

Doo, doot doot dooo

Life, oh life, oh life, oh life

Doo, doot dooo

 

それが私。私の生き方。私の生活。私の日常

これが私。私の信条。私の行く道。私の人生

 

I'm a superstitious girl

I'm the worst in the world

Never walk under ladders

I keep a rabbit's tail

 

迷信深いのよね、私ってば

もう、世界でもトップクラスね

梯子の下なんか通れたもんじゃないし

お守りだって手放せないわ

 

I'll take you up on a dare

Anytime, anywhere

Name the place, I'll be there

Bungee jumping, I don't care

 

でもあなたの挑戦は受けて立つわよ

いつでも、どこでも構わないわ

場所を言いなさい。そこに行くから

バンジージャンプだってへっちゃらよ

 

Life, oh life, oh life, oh life

Doo, doot doot dooo

Life, oh life, oh life, oh life

Doo, doot dooo

 

それが私。私の生き方。私の生活。私の日常

これが私。私の信条。私の行く道。私の人生

 

So after all's said and done

I know I'm not the only one

Life indeed can be fun

If you really want to

 

まあ、なんだかんだ言ってみたところで

つまりは、何も私がそんな特別ってわけじゃないってこと

そもそも人生って楽しいものなのよ

本当にその気になりさえすればね

 

Sometimes living out your dreams

Ain't as easy as it seems

You wanna fly around the world

In a beautiful balloon

 

夢に生き続けるのはたまに

思ったよりもキツイわよね

でも世界を飛び回りたいでしょ?

素晴らしい気球に乗ってね

 

Life, oh life, oh life, oh life

Doo, doot doot dooo

Life, oh life, oh life, oh life

Doo, doot dooo

 

それがあなた。あなたの生き方。あなたの生活。あなたの日常

それが人生。誰かの人生。私の人生。あなたの人生

 

この曲について

 自分自身はどこにでもいる普通の、むしろ苦手な面や臆病な面の多い人間だけど、真剣に物事に取り組むことは忘れてない。だから人生を楽しく思えている。そんな歌だと思います。

 歌詞と歌詞の間に接続詞が殆ど無い為、歌詞の前後関係が良く分からず訳に困ったのですが、勝手な解釈で和訳上には補足となる言葉を追加させてもらいました。

 

 1番は、この曲を初めて聴いた人にとっては「だからどうした」って感じですね。暗いのが怖い、お化けが怖い、それだったら退屈でも家にいた方が良い……でその後に「ああ人生!おお人生!」です。意味が分かりません。なのでここは一旦保留ですね。

 なお、トーストでも食べながらニュースを見るというのは、恐らく退屈な夜の代名詞なのだと思います。やっぱり夜は外で友達や恋人と一緒にディナーと洒落込みたいものですし、仮に家の中だとしてもポップコーン片手にアメフトや映画を観たりする方がイケてますので。

 

 そして2番ですが、ここでも最初は自分のウィークポイントをさらけ出します。が、その後で突然強気な発言が入ります。梯子の下も通れないのに、バンジージャンプはできるという、何とも矛盾しているように思えますが、ここは自分から進んでやるか、人から望まれたのであればやるかという違いでしょうか。

 だとすると、この主人公は割と見栄っ張りであるか、人の期待に応えることに喜びを見い出す人か、或いはその両方かという人物像が見え隠れしますね。そして、1番と2番で普段の気弱と、人から試された時の強気のギャップが、これまでも色んな無理難題に応えてきたという歴史が見えるかと思います。

 

 そして実際、3番で色んなことをやってきたと言っておりますね。そして、それは特別なことではなく、真剣に人生を楽しんだ結果なのよと、現在人生に物足りなさや不満を感じている人を諭している映像が見えてきます。結果、全編を通すと、あなたがどんな人で有るかは関係なく、ただ人生一生懸命になることが大事というメッセージになり、ようやくここでタイトルのLifeに繋がるのかなと思います。

 

 さて、この曲はリリースされたのが1998年なのですが、日本では1999年にドラマで使用されたことで知名度が上がった曲ではないかなと思っています。当時僕は洋楽を全くと言って良いほど聴かなかったのですが、この曲を街中で聴いて「あ、この曲は買いたい」と思った曲でした。で、買って歌詞カード見て「なんじゃこりゃ」って思ってしまったわけですが。いや、今でも好きな曲ですが。

 


Des'ree - Life

 

 全くの個人的な考えですが、日本では歌詞の全体が分からない中で、ただ「life oh life」を繰り返しているサビを聴くことで、「ああ、素晴らしき人生の讃歌なんだな」と勝手に美化して解釈されてヒットしたのではないかなと思います。ただでさえ、歌い手のデズリー(Des’ree)もまた、ゴスペルでも歌いそうな雰囲気を持っていますので。というか、僕がこの曲を買ったのがまさにそんな衝動でした。

 

 ・・・いや、今でも好きな曲ですが。

 

訳、言葉について

 正直、凄く訳しづらい曲でした。冒頭にも書いたように、歌詞と歌詞の繋がりが感じられないというのもそうなのですが、加えて使われている表現もちょっと面倒なものが多くて、Weblio先生に大分お世話になってしまいました。

 

 まず、I'll take you up on a dareでつまずきました。これは、「take 誰々 up on 何々」という熟語で、「誰々の何々に応じる」という意味になるそうです。そして「a dare」は「挑戦」なので、「あなたの挑戦に応じる」という意味になるそうです。

 

 次に、after all's said and doneですが、直訳すれば「全て言ったり行動したりした後で」となります。これは「結局のところ」とか「なんだかんだ言ったところで」と言った意味で捉えて良いようですね(なお、all's は all isです)。

 

 そしてliving out your dreamsですが、これが一番分かりませんでした。最初は「夢の外で生き続ける」という意味かなと思ったのですが、そうなるとその後に続く「思ったほど楽じゃない」がなんとなく意味が通じない気がしました。で、Weblio御大に聴いてみたら全くの逆で「夢に生きること」でした。というのも、「Live out」で、「最後まで生き抜く」というニュアンスになるそうです。なんででしょうね……